ハリウッド版「ゴジラ」続編、ついに世界初披露!渡辺謙らにファン3000人が熱狂
2019年5月20日 13:00
[映画.com ニュース]特撮怪獣映画「ゴジラ」の米ハリウッドリメイク第2弾「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のワールドプレミアイベントが5月18日(現地時間)、米ロサンゼルスのチャイニーズシアターで開催された。同作がついに世界初披露され、ハリウッド大通を全面封鎖して敷かれた“ゴジラブラックカーペット”には渡辺謙ら豪華キャスト陣が登場。詰め掛けたファン約3000人から、ゴジラばりの咆哮(ほうこう)がとどろいた。
全世界での累計興行収入約529億円を記録した「GODZILLA ゴジラ」(2014)の続編。「スーパーマン リターンズ」「X-MEN:アポカリプス」などの原案・脚本で知られるマイケル・ドハティ監督がメガホンをとり、渡辺が前作から引き続き芹沢猪四郎博士役で出演する。物語の舞台は、前作から5年後の世界。神話時代の怪獣モスラ、ラドン、キングギドラが復活し、それによって引き起こされる世界の破滅、阻止しようと動く特務機関「モナーク」の活躍を描く。
カーペットには75台のスチールカメラ、50台のテレビカメラが結集しており、その注目度の高さをうかがわせる。ファンのみならず報道陣の熱気も感じた渡辺は、「みんなの期待に十分応えられるような作品になっていると思うので、それはここカーペット上にいても、とても心地がいいです! 映画が良いときはこういうものです」と興奮と自信が入り混じった感情を打ち明ける。
また主役ともいえる少女マディソンに扮したミリー・ボビー・ブラウンは、「彼(渡辺)は本当に素晴らしい役者。スクリーン上での彼の演技、パフォーマンスは、間違いなく、私がこれまでに見た最高のものに入ると思う。彼の仲間になれてラッキーでとても光栄だったわ」と最敬礼。ドハティ監督は「日本のファンの皆さん。ゴジラというキャラクターを作り出してくださって本当にありがとうございます。皆さんがゴジラを愛していらっしゃるのと同じくらい僕もゴジラを愛しています。皆さんが、僕が作ったものをとても誇りに思ってくださることを心から願っています」と、日本へのメッセージを託した。
劇場に場所を移したプレミアスクリーニングでは、ゴジラ、モスラ、ラドン、ギドラが登場するたび、客席は歓声と拍手で揺れる。ラストのバトルシーンでは、観客はひたすら息を飲み、神々の戦いの行く末を見守っていた。上映終了とともに拍手喝さいが鳴り響き、観客は一様に大興奮の面持ち。「いまやっていることを全部やめて見に行きなさいと伝えるわ。本当に素晴らしいんだもの。2回見るだけじゃなく3回見るべきよ!」(20代女性)、「昔から東宝のゴジラ作品のファンで、いろんなところにオマージュが隠されていたのを見つけた。ドハティ監督はゴジラの大ファンで、作品を通して敢えてそうしたのを感じたよ」(男子学生)など、絶賛評が相次いだ。
渡辺は、「とにかく楽しんでほしいですよ。絶対劇場で見たら、楽しい以外の何ものでもないと思うので、それは自信を持ってお勧めしたいと思います。もうすぐですよ。待っていてください!!」と呼びかけている。「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」は、5月31日に世界同時公開。北米では4000スクリーン以上で封切られ、世界82の国と地域での配給が決定している。