「ガーディアンズ3」解雇&再雇用されたジェームズ・ガン監督、心境を初告白
2019年5月17日 16:00

[映画.com ニュース] 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」への復帰が決定したジェームズ・ガン監督が、解雇された際の心境を初告白した。
ガン監督は2018年7月、過去の不適切なツイートを理由に、20年に公開を予定していた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」から降板させられた。この出来事は映画業界に大きな衝撃を与え、出演者たちが連名で再雇用を求める声明を発表したり、ファンによるオンラインの署名活動へと発展。その後、ガン監督はウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホーン会長との複数回の面会を経て、今年3月に再雇用されている。
全米公開が迫るホラー映画「ブライトバーン(原題)」のプロモーションで、同作のプロデューサーを務めるガン監督が米Deadlineの独占取材に応じた。ディズニーに解雇された日のことを、ガン監督は「人生でもっとも感情的な日だった」と振り返る。「それまでの人生でもきついときはあった。依存症を絶とうとしていたとき、友人が自殺したときなどだ。でも、今回は非常にきつかった。すべてがなくなってしまった、キャリアが終わったと感じたよ」。
しかし、すぐに「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の出演者をはじめ、業界内の友人たちから電話が殺到。自分がいかに愛されているか実感することが出来たという。「だから、あの日は人生最悪でもあり、人生最高の日でもあったよ」。
その後、米ワーナー・ブラザースからのオファーを受け、DC映画「スーサイド・スクワッド2(仮題)」の脚本を執筆。そのまま自らメガホンをとることになった。「『スーサイド・スクワッド』は、あっという間に流れ出した感じだ。これほど楽しんで脚本を書いたのは、『ドーン・オブ・ザ・デッド』以来かもしれない」。
ライバルのDCで映画監督を続けられることになったガン監督だが、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」に未練はあったという。最大の後悔は、自らの分身であるロケット・ラクーンの物語を完結させることができなかったことだと明かす。「ロケットに共感していて、完全に愛着を覚えている。そして、彼の物語はまだ完結していないように感じていた。ロケットの物語は最初の映画で始まり、2作目を経て『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』へと続いている。『ガーディアンズ3』でそれを完結させるつもりだった。だからこそ、喪失感が大きかったんだ」。
監督復帰を果たす「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」は、「スーサイド・スクワッド2(仮題)」の後に取りかかることになる。「今回の出来事でたくさんのポジティブなことがあった。このプロセスを経て、自分についてありとあらゆることを学ぶことができたよ」と改めて振り返った。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3(仮題)」の公開日は、現時点では未定。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)