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池松壮亮主演「宮本から君へ」に井浦新&一ノ瀬ワタル&佐藤二朗!追撮なしで公開へ

2019年5月16日 07:00

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並々ならぬ決意にじむコメントも披露
並々ならぬ決意にじむコメントも披露
(C)2019「宮本から君へ」製作委員会

[映画.com ニュース] 池松壮亮主演、真利子哲也監督で新井英樹氏の名作漫画を映画化する「宮本から君へ」に井浦新一ノ瀬ワタル佐藤二朗が出演していることがわかった。

1990~94年に講談社「モーニング」で連載されていた新井氏の同名漫画(全4巻)が原作。文具メーカーの新人営業マンで、恋にも仕事にも不器用な宮本浩が成長していく姿を描き、その衝撃的な内容から“伝説の作品”と称されている。2018年4月から原作前半を映像化したドラマ版が放送され、映画ではその後半部分を題材に宮本(池松)とヒロイン・中野靖子(蒼井優)の物語を紡ぐ。

井浦は、いまだ靖子の心にすみつく元恋人・風間裕二に扮する。奔放に振る舞うどうしようもない遊び人だが、宮本と靖子を結び付けていく重要キャラだ。「撮影時、この作品が放つ生命力あふれる熱量に吹き飛ばされまいと、全身全霊で現場にしがみついていた。その中心で苦しいほどのエネルギーを生み出している池松くんと蒼井さんのぶつかり合いは、まさに鬼神のごとく、そのすさまじさを余すことなく味わえたことが、大きな喜びでした。関わったシーンでの撮影では毎回がクライマックス、しかし初号を見たら始まりから終わりまで全編がクライマックスにみなぎっていた。なんてべらぼうな映画だ」とコメントを寄せている。

キングダム」のタジフ役などで存在感を見せた元格闘家・一ノ瀬が、ファンの間で最も注目される真淵拓馬に扮する。体重を33キログラムも増量し、絶対に勝てそうにない肉体を作り上げ撮影に臨んでおり、「この作品を撮り終わったら死んでもいいと覚悟して挑んだ作品です。ありったけの魂を込めました」と並々ならぬ決意を明かした。

さらに今作には、麻薬取締法違反容疑で逮捕・起訴されたピエール瀧が出演していた。拓馬の父である真淵敬三を演じているが、製作委員会は「本作品の撮影は昨年9月29日~10月30日の期間に完了しております。事件発覚後、映画『宮本から君へ』製作委員会は幾度となく協議を重ねてまいりました。その結果、ピエール瀧氏は、今後も法律に従って裁定が下されることになり、それ以上の措置について、本作品が関与するものではないという結論に至り、製作委員会の総意として、本作品の改編・追加撮影を行わないまま、劇場公開することと致しました。議論を経ての結論であることをご理解頂ければ幸いに存じます」としている。

また新井氏の漫画の大ファンだという佐藤は、敬三の親友・大野平八郎役を担っている。「宮本から君へ」は、ほか松山ケンイチ柄本時生星田英利、古舘寛治らが共演し、今秋に全国で公開される。

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