TAKAHIRO、母親演じた松坂慶子にカーネーション「これからもお母さんと呼ばせて」
2019年5月11日 15:19

[映画.com ニュース] ダンス&ボーカルグループ「EXILE」のTAKAHIROが、長編作品で単独初主演を務めた「僕に、会いたかった」の公開記念舞台挨拶が5月11日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われ、TAKAHIROをはじめ、松坂慶子、山口まゆ、柴田杏花、秋山真太郎、錦織良成監督(「たたら侍」)が出席した。
事故に巻き込まれ記憶を失った漁師の徹(TAKAHIRO)が、献身的に支える母(松坂)や、本島からやって来た島留学の学生たちと触れ合いながら、事故の真相と向き合い、“僕”を見つけ出していく。5月10日、全国128スクリーンで封切られた。
TAKAHIROは、母親役で共演した松坂について「初めてお会いしたときは、さすが大女優さんという感じで、後光がさしていて、神秘的だった」と回想。ロケ地となった島根県・隠岐の島で、漁村の女性を演じる松坂の姿には「地元のお母さんとして、その場にすっと立っていらっしゃって、さすがだなと思った。こんなおきれいな方が、お母さんでいてくれて……。触れられるだけで、涙腺が緩んだ」と敬意を示した。
一方の松坂は「現場では無精ひげで、今とはまるで別人のように、島に馴染んでいた。撮影中もストイックに気持ちを作っていらっしゃった」と記憶喪失の元漁師という難役に挑んだTAKAHIROを絶賛。隠岐の島が大いに気に入ったといい「今度の夏は、カヤックしに行こうかなと思っている」と声を弾ませた。
母の日を翌日に控えるなか、TAKAHIROから松坂にカーネーションが贈られる場面も。「これからもお母さんと呼ばせてください。息子でいさせてほしい一心で、(カーネーションを)ご用意しました」(TAKAHIRO)、「すごーい、感激です」(松坂)と言葉を交わし、親子のきずなを披露した。
松坂の出演は、錦織監督による熱烈な手紙でのオファーで実現したといい「ピュアで温かい人物像で、最初に浮かんだのが松坂さん。それ以外イメージできなくなり、(手紙を)書いてしまいました。実際にお会いして、イメージ通りの方だった」。これに対し、松坂は「もったいないような話。錦織監督の作品には、役者さんの自然な素顔が出ているので、わたし自身も楽しみだった」と振り返った。
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