武蔵を演じた細田善彦、松平健の太鼓判に喜び爆発「とてもうれしい」
2019年5月9日 11:00

[映画.com ニュース] 世界12カ国で上映された「蠢動 しゅんどう」の三上康雄監督がメガホンをとった時代劇「武蔵 むさし」の完成披露試写会が5月8日、都内で行われ、武蔵役の細田善彦、佐々木小次郎を演じた松平健、目黒祐樹、水野真紀、中原丈雄、清水紘治、原田龍二、遠藤久美子、武智健二、半田健人、木之元亮が勢ぞろい。三上監督が自ら司会進行を務め、登壇者ひとりひとりとトークをするユニークな形式で舞台挨拶が進められた。
若き剣豪・武蔵と、剣術の名門である吉岡家の当主・吉岡清十郎、その弟の吉岡伝七郎、吉岡一門との戦いや、佐々木小次郎との巌流島の決闘などを群像劇として描く。三上監督が史実に基づいたオリジナル脚本を手がけ、「MUSASHI」のタイトルで海外配給も決定している。
ベテラン俳優に囲まれるなか、武蔵を演じた細田は「緊張でつぶれてしまいそうだった」と明かし、「武蔵として力強く存在し続けようと思った」と回想。出演シーンがない現場にも、熱心に足を運んだといい「じっくりと長く稽古を積んだ皆さんを見学させていただいた」と話していた。
そんな細田と“対峙”した松平は「とても野性的。(殺陣は)シンプルな分、大変だったと思いますけど、すごくしっかりやっていて、すばらしかった」と太鼓判。これには細田も「とてもうれしいです!」と大喜びだった。また、松平は「今までのイメージとは、だいぶ違ったと思いますが、わたしも佐々木小次郎の生き方を通して、なぜ、武蔵と戦わなければいけなかったのか、はっきりしたと思います」と自身が演じた小次郎像を語った。
武蔵の姉を演じる遠藤は「本読みのときに、監督から『遠藤くんだけ、全然違うやないかー』って言われて、すごく汗をかいた」と告白。当初は、遠藤の演技と、三上監督が思い描くキャラクター像に大きな隔たりがあったそうで「エネルギッシュに演じていたら、全身に血が通って、生きている心地がしました。ちょっと貧血気味にもなりました」と振り返った。また、清十郎役の原田は「こんなに事細かに、監督の要望や注意書きが書かれた台本は初めて。私語は慎んでください、スマホ禁止、腕組み禁止と書いてあった」と話していた。
「武蔵 むさし」は5月25日から全国公開。
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