武蔵 むさし

劇場公開日:

解説

1970年代に自主制作映画を数多く手がけ、2013年公開の「蠢動 しゅんどう」で映画製作に復帰した三上康雄監督の復帰後第2作。巌流島の決闘で知られる武蔵と彼を取り巻く人びとの物語が史実に基づいたオリジナルストーリーで描かれる。幼い頃、父親から徹底的に鍛えられた21歳の武蔵は剣術の名門・吉岡家に挑むため、京の地にやって来た。武蔵は当主である吉岡清十郎、弟の伝七郎、吉岡の門弟たち数十名と一乗寺下がり松で壮絶な戦いを繰り広げる。一方その頃、佐々木小次郎は京の愛宕山で細川家の重臣・沢村大学と出会い、細川家の剣術指南となる。鎖鎌の宍戸、槍の道栄とも戦った武蔵は、ついに小次郎と刀を交えることとなる。武蔵役を細田善彦、小次郎役を松平健が演じるほか、目黒祐樹、水野真紀、若林豪らが顔をそろえる。

2019年製作/120分/G/日本
配給:アークエンタテインメント
劇場公開日:2019年5月25日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16

(C)2019 三上康雄事務所

映画レビュー

4.0手作り感が伝わる本格時代劇、この不思議な取り合わせ

2019年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

興奮

知的

三上康雄監督が製作・脚本・編集も兼ねて、まるで自主映画のようなスタンスで取り上げた本格時代劇。先日タイミングよくTOKYO MXで放映された「蠢動」も鑑賞したが、台詞を研ぎ澄まし過剰な演出を排して、本格の殺陣をシンプルな和楽器の伴奏でじっくり、しかし迫力満点に魅せる作風は変わらない。

御多分に漏れず“武蔵vs小次郎”といえば「宮本武蔵 巌流島の決斗」の中村(萬屋)錦之介と高倉健のイメージだったが、史実によると佐々木小次郎の方が相当年上で、40歳以上年齢差があったとの説もあるとか。風格ある松平健の小次郎は、史実に忠実な起用でもあった。主演・細田善彦の入魂の演技、殺陣にも感服。さらなる飛躍を大いに期待する。目黒祐樹、若林豪もさすがの存在感だった。

「居眠り磐音」の今様のセンスを感じさせる娯楽活劇も悪くないが、「武蔵」のストイックさもまた格別だ。注目作ランキングで健闘しているのも嬉しい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
高森 郁哉

3.0最近撮られた割に古臭い雰囲気

2024年2月20日
PCから投稿

狙って古臭くしてるが、少しやり過ぎと感じるのは私だけだろうか。
しかも内容はともかく、冒頭でタイトル並みで大きく
「○○株式会社」には少々面食らった。
宗教かプロパガンダの込められた作品かと 少し身構えたが、
そうではなかったようだ。結局何だったのか。
本作品にはチョイ役にも多くの大物俳優が出ていて壮観でもある。
平成の時代劇の集大成 を感じさせる顔ぶれに驚き

吉川英治の新聞小説の影響が強すぎて、すっかり独り歩きの感が
ある宮本武蔵と佐々木小次郎のイメージだが、実際には本作品に
近いらしい。

とはいえ、仔細不明な両人。生誕日は互いに不明らしいが、
本作品では小次郎を50歳と(イメージを覆す)大胆な設定で斬新。
決闘の裏の目的と相まってなかなか楽しめた。

映画の最後の大事な締めに、戦国時代を描いた映画にありがちな
「これからは剣の時代ではない」
というセリフが出てくるのが、多少違和感があって、残念。

これは徳川時代を知っている今だから言えるのであって、
当時の人はいつ戦乱の世に戻ってもおかしくないと考えていた、
はずだと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ビン棒

3.0意外な展開、驚きの武蔵

2022年2月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
rie530

3.5武蔵の立ち姿と殺陣がとても良かった。吉岡家の大人数との斬り合い「勝...

2021年9月22日
スマートフォンから投稿

武蔵の立ち姿と殺陣がとても良かった。吉岡家の大人数との斬り合い「勝負はついた」と何度も叫び逃げながら斬りまくる場面が本当に凄かった。ここがピークで、これ以降は淡々としてくる。
語りが多い。
沢村大学(目黒祐樹)の説明的長台詞。鎖鎌野郎との戦闘シーンと、十字槍の僧との試合が入るが他はほぼ語り。宝蔵院の扱いが小さ過ぎ。
全体的にぶつ切りな感じ。
なんかいろいろ要求していたのでウザがられていた佐々木小次郎。
排除する為に武蔵との試合をセッティングしたみたいな話の流れ。
「武人なら場所は関係ない」という台詞が暗殺目的なのを匂わせる。
前半はとても良かったのだけれど、後半は薄め。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
collectible