ニコラス・ホルト主演の伝記映画に難色 J・R・R・トールキン遺族が不支持を表明
2019年5月7日 16:30

[映画.com ニュース] 「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」3部作の原作者として知られる英作家J・R・R・トールキンの前半生を、ニコラス・ホルト主演で描く伝記映画「トールキン 旅のはじまり」に、トールキンの遺族が難色を示した。米ハリウッド・レポーターが伝えている。
「トム・オブ・フィンランド」のドメ・カルコスキ監督がメガホンをとる本作は、学校で出会ったはみ出し者たちと友情を育みながら、創造的なひらめきを得ていく孤児トールキン(ホルト)の幼少時代に始まり、運命の女性エディス・ブラット(リリー・コリンズ)との恋、第一次世界大戦での過酷な従軍体験を経て、「ホビットの冒険」「指輪物語」の執筆にいたるまでを描いていく。
全米公開を間近に控えた4月23日(現地時間)、トールキンの遺族と遺産管理団体であるトールキン財団は、代理人を通じて声明を発表。「この映画は、我々の許可を得ることなく作られたものであり、我々は製作に一切関与していないということを、明確にしておきたい。よって我々一同、本作とその内容を支持しない」と不満をあらわにした。
今回の声明について同代理人は、トールキンの遺族はまだ完成した映画を見ていないため、劇中で描かれるストーリーの要素や特定のシーンといった具体的な事項に触れたものではないと説明したうえで、「本財団はこれまでにも、トールキン氏の伝記映画の企画を何度となく打診されましたが、許可を与えたことは一度もありません」と付け加えている。
米21世紀フォックスの買収により、ディズニーが配給を手がける初のフォックス・サーチライト作品となった「トールキン 旅のはじまり」は、5月10日に全米公開。日本では今夏、東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される。
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