“赤鬼先生”堤真一の後悔&葛藤、そして涙の決断 「泣くな赤鬼」本予告完成
2019年4月25日 07:00
「ビタミンF」「とんび」「その日のまえに」「流星ワゴン」などで知られる重松氏の短編を、「キセキ あの日のソビト」の兼重淳監督のメガホンで映画化。短編集「せんせい。」に収録されている「泣くな赤鬼」は、重松氏が高校の教壇に立つ友人に「先生になって一番つらかった思い出」を問いかけた際の返答から生まれた物語だ。
城南工業野球部監督・小渕隆(堤)は、陽に焼けた赤い顔と、鬼のような熱血指導から“赤鬼先生”と呼ばれていた。甲子園出場の一歩手前で散ってから、早10年――ある日、かつての教え子・斎藤智之(愛称ゴルゴ/柳楽)と偶然、病院で再会する。野球の素質はあるものの、堪え性のない性格ゆえに高校を中退したゴルゴだったが、現在は立派な大人に成長し、妻・雪乃(川栄)と幸福な家庭を築いていた。しかし小渕は、その彼が「末期がんで余命半年」であることを知ってしまう。
竹原ピストルによる主題歌「おーい! おーい!!」が流れる本予告映像は、厳しさでしか生徒と向き合うことが出来なかった“赤鬼先生”の後悔、そして余命わずかとなった“ゴルゴ”との再会に「今更俺に何が出来るって言うんだ…」と葛藤するさまを活写。「俺、また野球やりたいな」と打ち明ける“ゴルゴ”、そして彼の母は「あの子がやりたい事ををやらせてあげたいんです」と訴えかける。その言葉を受けた“赤鬼先生”は涙をこらえながら、ある決断を下し、思いがけない行動をとり始める。
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