塚本晋也「鉄男」生誕30周年記念! シリーズ3作の極上音響上映、5月11日から開催
2019年4月11日 13:00

[映画.com ニュース] 塚本晋也監督作「鉄男」の生誕30周年を記念し、5月11日から東京・立川シネマシティにて、シリーズ3作の極上音響上映が開催されることが決定した。「鉄男」「鉄男II BODY HAMMER」「鉄男 THE BULLET MAN」が1週間の区切りで上映され、今回のために音響を新たに調整。各作品の上映初日には、豪華ゲストを迎えたトークショーを実施する。
1989年、ローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞した「鉄男」は、金属に侵食されていく男の爆裂劇をメタリックな美術、音響、機関銃のようなリズムのコマ撮りで、パワフルに映像化した作品。マーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノ、ダーレン・アロノフスキーなど世界中に熱狂的なファンを作り出した。同作の上映期間は、5月11~17日。初日となる11日には、塚本監督、田口トモロヲが登壇し、「TOKYO FIST 東京フィスト」にも出演した三留まゆみ氏が司会を務める。
5月18~24日に上映される「鉄男II BODY HAMMER」は、1年をかけて圧倒的な美術を作り撮影を敢行。完成後も1年をかけて世界中の映画祭をまわり、その後の日本映画海外進出の先駆けとなった。ポルト国際映画祭、ブリュッセル国際映画祭、タオルミナ国際映画祭、シッチェス国際映画祭、モントリオール・ファンタスティック国際映画祭など、多数の賞を獲得している。18日には、塚本監督、田口に加え、司会者として映画評論家の塩田時敏氏が出席する。
全編英語の作品として製作された「鉄男 THE BULLET MAN」は、5月25~31日に上映。25日のトークには、塚本監督、エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子が登壇し、MCを映画評論家の森直人氏が担当する。なお、同作のエンディングテーマは、ナイン・インチ・ネイルズ版、石川忠版が存在。今回は、17年に亡くなった石川氏のバージョンが使用される。
塚本監督は今回の上映に関して「平成の幕開けとともに誕生した『鉄男』。節目の年に30年を迎えました。映像と音響でライブハウスにいるような感覚で体感してもらいたいと願って作った映画です。今回の立川シネマシティでの極上音響上映は、『鉄男』にとっての大きなひとつの達成になると思っています。30年を記念して、そして未来にも広がっていくよう最高の環境で見ていただけるよう企画しました。この機会に、『鉄男』を直に感じていただければ、と思います」とコメントを寄せている。
なお「鉄男」生誕30周年記念として、4種のTシャツが発売される。価格は各2880円(税抜)。立川シネマシティに加え、kaijyushop (https://suzuri.jp/kaijyushop)でも購入可能。
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