「レゴ(R)」シリーズ生みの親、インスピレーションの源は「となりのトトロ」!?
2019年4月6日 12:00

[映画.com ニュース] 全世界興行収入500億円を突破した大ヒット3Dアニメーション映画シリーズの最新作「レゴ(R) ムービー2」(公開中)。前作「LEGO(R) ムービー」で脚本と監督、本作で製作、脚本、原案を担当したフィル・ロードとクリストファー・ミラーのインタビューを、映画.comが独占入手した。
幅広い世代に愛されるブロック玩具「レゴ」を題材に、おバカなエメットと仲間たちの冒険を描く。シリーズの生みの親であるロード&ミラーのコンビは、第91回アカデミー賞の長編アニメーション賞をはじめ多くの賞を獲得した「スパイダーマン スパイダーバース」の製作も務めるなど、アニメ業界を席巻するヒットメーカー。続編製作の経緯を、ミラーは「僕らは個性あふれるキャラクター、リアルな人間の世界、そして想像上のレゴの世界との関係性に恋をしてしまったんだ。これらの関係性について、もっと伝えられるメッセージがあるのではと感じたんだ」と明かす。
第2弾は、無法地帯の砂漠や宇宙空間という風変わりなロケーションも見どころ。第1弾から一変した世界観に、ロードは「僕らは実際にレゴブロックで遊んだ時の感覚を表現したかったんだ」といい、「子どもから徐々に大人に成長していくと、少しハードな環境を表現したり、もっと大人のストーリーを語ろうとする。あなたがもし大人なら、小さな女の子と違うやり方で遊ぶことになるでしょ?」と解説。さらに「前作では“すべてはサイコー”というメッセージを伝えることが出来たが、本作では“すべてがいつもサイコーなわけじゃない”ということを認めているんだ。続編ではあらゆるものにトライして、素晴らしいものにしていこうというメッセージが込められている」と振り返る。

新たに女児向けのレゴフレンズ、幼児向けのレゴデュプロが加わった本作には、523体のキャラクターが登場。ミラーは「僕らはレゴの過去から現在まで、使える全てのものを組み合わせようとしたんだ!」と語る。「なぜこのアイディアに至ったかと言うと、部屋でなんでも利用できるものを使って遊んでいる子どもたちと同じような感覚を表現したかった。例えば布や紙の切り抜き、絵やキラキラするもの、パイプクリーナーやあらゆるものが玩具なんだ。この映画自体、人形を使い、ストップ・モーション、CG、セル・アニメーションなど、違うスタイルのアニメーションを合わせた作品だ。僕らはそれがとてもホームメイドに感じられるようにしたかった。子どもが無限のイマジネーションで遊んでくれるようにね」と意図を明かした。
インスピレーションの源を問われ「日本のアニメが大好き」と答えたミラーは、幼い頃に「となりのトトロ」を何百回も見たという。「日本のアニメーションは大人向けや子ども向け、その両方を兼ね備えた作品が多く生まれている。気まぐれと大真面目が同居していて、僕たちの映画でもそれを何度も試みているんだ」と、深い愛をにじませた。
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