「ハート・ロッカー」脚本家、スパイスリラー「インテリジェンス」でTVドラマに進出
2019年4月3日 20:00

[映画.com ニュース] 「ハート・ロッカー」(2008)でアカデミー賞脚本賞を受賞したマーク・ボールが、テレビドラマ界に進出することになった。米Deadlineが報じている。
ボールは、キャスリン・ビグロー監督作「ハート・ロッカー」の脚本とプロデュースを手がけ、アカデミー賞2冠に輝いたほか、同監督の「ゼロ・ダーク・サーティ」(12)の脚本も担当。ジャーナリスト出身であり、自身が執筆した記事がポール・ハギス監督によって「告発のとき」(07)として映画化されている。
米有料チャンネルのShowtimeがこのほど、ボールが企画・制作総指揮を手がける「インテリジェンス(原題)」の権利を獲得。ドラマは、実在の出来事をもとに諜報活動が政治や経済、マスコミに影響を及ぼすさまを描くスパイスリラーで、ファーストシーズンは2016年のロシアによる大規模な干渉が疑われている米大統領選が題材となるという。
Showtime社長のゲイリー・レビン氏は、本作を獲得した理由について「『ハート・ロッカー』と『ゼロ・ダーク・サーティ』で示したように、マークは現代の出来事をスリリングなドラマに昇華することを得意にしています。そんなマークが、その卓越した才能を初めてのテレビドラマに生かしてみたいと言ったとき、我々はそのチャンスに飛びつきました」と説明している。
マーク・ボールはパイロット版の脚本と監督を担当。「ハート・ロッカー」や「ゼロ・ダーク・サーティ」「デトロイト」でプロデューサーを務めたミーガン・エリソンが制作総指揮を務める。
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