大統領、シングルマザー…働くフランス女性たちの人生模様 「パリの家族たち」予告編
2019年3月21日 08:00

[映画.com ニュース]「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」で注目を浴びたマリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督の新作「パリの家族たち」の予告編と場面写真を、映画.comが先行入手した。映像には、フランス・パリで働く女性たちの人生模様があたたかく、時に切なく映し出されている。
大統領、ジャーナリスト、舞台女優、花屋、ベビーシッター、大学教授、小児科医など、様々な人生を送る女性とその家族の姿から、多様化する現代社会での幸せの在り方を探る本作。マリオン・コティヤール主演作「愛を綴る女」のニコール・ガルシア監督が、息子との関係に悩む母親役で出演し、女優としての一面を披露しているほか、「最強のふたり」のオドレイ・フルーロ、「パリ、恋人たちの影」のクロチルド・クロが顔をそろえた。
5月のある日、女性大統領アンヌは職務と母親業の狭間で不安に揺れていた。シングルマザーでジャーナリストのダフネは、仕事を優先するあまり思春期を迎えた2人の子どもたちと上手くいっていない。独身を謳歌する大学教授ナタリーは、教え子との恋愛を楽しんでいる。小児科医イザベルは、幼少期の母親との関係が原因で出産を恐れている。花屋のココは、電話に出てくれない恋人の子どもを妊娠してしまう……。パリを舞台に、思うようにならない日々を送りながらも、幸せのために奮闘する女性たちの物語が紡がれる。
予告編には、仕事や育児、出産をめぐる女性たちの等身大の悩みを切り取った。「私が父親ならよかった、世間は男に寛大だもの」という、女性が抱える葛藤がにじむセリフも。傷付き涙を流しながらも、女性たちが希望に向かって歩き出す様子が力強くとらえられている。さらに場面写真には、赤ちゃんが包まれた布を口にくわえる、コウノトリのような扮装の女性の姿が。隊列を組む兵士たちの間を勇ましく歩く大統領や、ギャラリーの中でダンスする女性、子どもたちを愛おしそうに抱きしめる母親など、十人十色のドラマを垣間見ることができる。
「パリの家族たち」は、5月25日から東京のシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で順次公開。
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