尾野真千子、安田顕の思わぬ特技暴露にチクリ「今言うたらあかんやん」
2019年3月19日 21:30
尾野は、転落していく女性・鈴木陽子を演じながら「こんにちは」とさわやかな笑顔で第一声。対する安田は「きょうは1話ですけれど、私はほとんど出ていません。2話の前半も出てこないので、ここに立っていていいのか。要潤くんの方が良かったのではないかと思いますが、彼は朝ドラで忙しかったんでしょう。1話は無料(放送)ですから、私が出てきてから有料になります」といきない愚痴り、会場の笑いを誘った。
脚本を読んだ際に、小野は「お金がない時は、心まで寂しくなる。その頃を思い出して、文字を読むたびに心が痛くなり、自分で演じるのが怖くなった」と述懐。それでも、「自分が演じることで伝わるものがある、やりたいと感じた作品。胸に訴えかける、自信のある作品になりました」と言ってのけた。
一方の安田は、尾野の転落に関わる謎の人物を演じ「僕はそういう人間では全くないので、分かるわけがない。人間には108の煩悩があるので、ひとつかふたつは同じものがあるんじゃないかと思い、そこを膨らませた」と説明。それ以上に、「尾野さんは主役だから、周りに気を使わなければいけない立場。その時は真千子ちゃんなのに、『よーい』とかかった瞬間、陽子に切り替わる。それがすごい」と絶賛した。
照れる尾野に対し、さらに「撮影中の記憶はないけれど、打ち上げのカラオケが楽しかった。尾野さんは、『アナ雪』のレリゴー(『レット・イット・ゴー ありのままで』)がすごくうまい。しかも自分でマイクを持たず、僕に持たせた」と持ち上げまくり。尾野は「今言うたらあかんやん。皆、書きよるで」と諭しながらも、どこかうれしそうだ。
タイトルに絡め「最近、絶叫したことは?」と聞かれると、安田が「どこかの劇場でお手洗いに入ったら、ウォシュレットが思いのほか強くて…」と明かすと、客席は爆笑の渦。一方の尾野は、「最近、ひとり旅に行った時に(宿泊先の)隣の部屋から夫婦げんかの『キャー、助けて』という声が聞こえてきて、すぐフロントに電話した。その日は寝られませんでした」とまさかの恐怖体験を披露した。
「連続ドラマW 絶叫」は、作家の葉真中顕氏の同名小説が原作。孤独死と見られた女性の遺体を調べていくうちに、過去の壮絶な人生が浮き彫りになっていくミステリー。3月24日スタートで、毎週日曜午後10時から全4回が放送される。