平田満主演「家族マニュアル」を手掛けた内田英治監督、“映画の街”豊橋に「感動しました」
2019年3月9日 13:00

[映画.com ニュース] 内田英治監督(「下衆の愛」「獣道」)がメガホンをとり、愛知・豊橋市でのオールロケを敢行した短編映画「家族マニュアル」が3月9日、同市で開催中の「ええじゃないか とよはし映画祭2019」で上映された。内田監督をはじめ、主演を務めた豊橋出身の俳優・平田満、出演した「劇団スパイスガーデン」の小西貴大、山中雄輔、山本篤士、松尾英太郎、飯田隆裕、山田佳奈、本映画祭プロデューサーの森谷雄氏が、開発ビルでのトークイベントに参加した。
とよはし映画祭でワールドプレミア上映となった本作。クラウドファンディングで出資を募り、海外の映画祭などへの出品も目指している。マニュアル通りに生きることを課してきた山田二郎(平田)は、定年退職直後に健康診断でがんを宣告される。マニュアルに基づいた80歳までの人生計画に狂いが生じた二郎は、やがて3人の息子たちと向き合い始める。
豊橋の印象を問われた内田監督は「ロケでいろんな場所に行くんですけど、豊橋の方って別格で人がいいなと。基本的には撮影って忌み嫌われてしまうものなので、(受け入れて下さって)感動しました」と語り、他作品の撮影でも「豊橋がいい」とリクエストしたことを明かす。豊橋での映画の撮影は初だったと語る平田も「内田監督のおかげもあったと思いますけど、とても気持ち良くできた」と笑みを浮かべた。
高校でのいじめが原因で不登校になっている三男を演じ、実在の高校での撮影に臨んだ小西は「本当に高校の方に親切にして頂きました。(劇中の)僕のクラスメイトは、その高校にある演劇部の方なんですよ。顧問の方も生徒役で出演しています」と、作品を通した地域の人々との交流があったという。二郎の部下役を務めた松尾も「会社のシーンは豊橋市役所で撮影したんですよ」といい、「朝から独特のラジオ体操が流れてびっくりしました。平田さんも体操されていた」と暴露していた。
「豊橋を映画の街にしたい」と意気込む内田監督は、「映画の街になる全ての要素がそろっている場所だと思うので、一緒に盛り上げたい」と熱弁。平田も「今年からコンペティション部門が始まったので、そちらもどんどん発展させていけるように頑張りたいと思います」と熱い思いをにじませた。
「ええじゃないか とよはし映画祭2019」は、3月10日まで開催。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)