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林真理子、ゴヤ賞受賞作「マイ・ブックショップ」を激賞「本への愛おしさがこんなに込められた映画はない」

2019年3月2日 12:00

実家が書店だったという林氏「マイ・ブックショップ」

実家が書店だったという林氏
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[映画.com ニュース]イギリスの文学賞ブッカー賞を受賞したペネロピ・フィッツジェラルドの小説を、「死ぬまでにしたい10のこと」「しあわせへのまわり道」のイザベル・コイシェ監督が映画化した「マイ・ブックショップ」のトークイベントが3月1日に東京・シネスイッチ銀座で行われ、実家が書店という作家の林真理子氏が登壇した。

1959年、イギリスの海岸地方の町。戦争で夫を亡くした女性フローレンスが、亡き夫との夢だった書店を開業するさまを描く。フローレンス役を「メリー・ポピンズ リターンズ」のエミリー・モーティマーが演じるほか、「しあわせへのまわり道」のパトリシア・クラークソン、「ラブ・アクチュアリー」や「名探偵ピカチュウ」(5月公開)のビル・ナイらが出演している。スペインのアカデミー賞であるゴヤ賞で、作品賞・監督賞・脚色賞(2018年)に輝いた。

林氏は、「本当にいい映画。本への愛おしさがこんなに込められた映画ってない」と激賞。「(劇中の)『人は物語の世界に住むことができる』というセリフは、素晴らしい名言。(物語の舞台となる50年代は)本にまだ親交を持っていた非常にいい時代でした」と作中に込められた“本への愛”に感化されたようで、現代の“本離れ”に対し「この映画がきっかけになってくれるといいな」と思いをはせる。自身の本への思いについても言及し、「人って孤独を嫌がるものだけれど、本を読んでいるときは孤独じゃない。本を読んでいるときの“孤独”は、人間に与えられた最上の時間だと私は思います」と熱を込めて語った。

林氏は、劇中のフローレンスと同じく、書店を開いた母との思い出も披露。「母は、もともと作家になりたかったけれど諦めて書店を開いた。私は、母の遺志を継いで作家になった。母が90歳を過ぎたころ、『(作家を養成する学校に通えていたら)私は真理ちゃんよりすごい作家になっていたと思う』と言われて。『書けばいいじゃん』と言い返したら、『私は作家の母親になったから、書けないことがいっぱいある』って(笑)。ライバル的な目で見られていたんだと思う」と愛おしそうに振り返った。

自身も実家の書店でよく手伝いを行っていたそうで、「本屋は、皆さんが思っているような優雅な仕事ではない。うちの母が言っていたのは、『気概がないと、こんなにもうからない重労働はできない。だけれど触れ合いがあると思うからやってるんだ』ということ」と回想。そのような経験があるからこそ、「(フローレンスの助手として、書店で働く)少女が私に思えてきて、最後の方に図らずも涙が出てきてしまった」といい、「本への情熱は(人から人へ)引き継がれていく」と感慨深げに語った。

マイ・ブックショップ」は、3月9日から全国公開。

(映画.com速報)
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