名探偵ピカチュウ

劇場公開日:

名探偵ピカチュウ

解説

世界的人気を誇る日本発のゲーム「ポケットモンスター」シリーズの「名探偵ピカチュウ」をハリウッドで実写映画化。子どもの頃にポケモンが大好きだった青年ティムは、ポケモンにまつわる事件の捜査へ向かった父ハリーが家に戻らなかったことをきっかけに、ポケモンを遠ざけるように。ある日、ハリーの同僚だったヨシダ警部から、ハリーが事故で亡くなったとの知らせが入る。父の荷物を整理するため、人間とポケモンが共存する街ライムシティへ向かったティムは、自分にしか聞こえない人間の言葉を話す“名探偵ピカチュウ”と出会う。かつてハリーの相棒だったという名探偵ピカチュウは、ハリーがまだ生きていると確信しており……。「デッドプール」シリーズのライアン・レイノルズが名探偵ピカチュウの声を担当し、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」のジャスティス・スミスが主人公ティム、渡辺謙がヨシダ警部補を演じた。また、日本語吹き替え版でティムの吹き替えを担当した竹内涼真が、ポケモントレーナー役で本編にカメオ出演も果たした。監督は「グースバンプス モンスターと秘密の書」のロブ・レターマン。

2019年製作/97分/G/アメリカ
原題:Pokemon Detective Pikachu
配給:東宝
劇場公開日:2019年5月3日

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(C)2018 Legendary and Warner Bros. Entertainment, Inc. All Rights Reserved. (C)2018 Pokemon

映画レビュー

3.5実写化大成功では

2020年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

実写化大成功ではないだろうか。ポケモンのビジュアルのかわいさを損なうことなく、実写テイストに落とし込むのが上手い。こんな風にポケモンと過ごせる日常を味わってみたいと心底思ってしまった。しかめっ面した渡辺謙のようなおじさんが、普通にポケモンと一緒に暮らしていても誰も違和感を持たない世界が羨ましすぎる。ハリウッド映画らしい、ツイストの効いたストーリー展開で、ポケモンの核となるものはしっかりと継承されていた。アニメ・ゲームの実写映画化として成功の部類に入るだろう。
ライアン・レイノルズの芝居も案外にハマっていた。フェイシャル・キャプチャによる表情づけも絶妙な調整だったと思う。大谷育江さんの声も一瞬だけど聞けるのは嬉しい。しかし、おじさんの声にピカチュウを乗せるとあんなにギャップ萌えが生まれるとは。ピカチュウのデザインの勝利なんだろう、どんな声を乗せても可愛くなるのかもしれない。つくづくすごいデザインだと思う。

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杉本穂高

4.0日本発のコンテンツであるポケモンが実写化で世界へ挑戦。しかも改悪ナシ!

2020年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

メイン層は子供なのでストーリーに深みは足りないですが単調ではないですし、ユーモアもあり、何よりピカチュウがここまでCGで可愛らしく表現できただけで十分ではないでしょうか。

「ピカチュウがオヤジ声?」といった点をPRしていた作品でしたが、決して奇をてらった作風という訳でもなく、最後まで見れば「謎解き」はできますし、対象年齢を考えれば良質な出来だと思います。
そもそもポケモン人気は最初の1998年の「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」が凄く、日本で興行収入76億円という大ヒットを記録しました。そして、実はアメリカでも8574万ドルという日本を上回る大ヒットを記録していたのでした!
ただ、それ以降は、特にアメリカでは人気が下がっていったのですが、まさにその「ミュウツー」を使った実写版で、世界で勝負したのが本作でした。
本作は日本での興行収入は30.1億円を記録し、何とか及第点といえるレベルでした。
そしてリベンジという形となったアメリカでは、興行収入は1億4410万ドルとリベンジ成功で、こちらも及第点といえると思います。(もちろん、アニメ版と実写版では、制作費が大幅に違いますが)
ただ、制作費を1億5000万ドルと結構かけたので「続編」があるのかは判断が難しいラインな気がします。
きっと面白い切り口となるストーリーができたらあり得るのかもしれません。

さて、私は字幕版、吹替版と見て、今回3回目は吹替版で見ました。
ピカチュウの「面白いキャラ」としては、(「デッドプール」の)ライアン・レイノルズの声も良かったですが、字幕版で難を感じたのは、哀愁と可愛らしさを醸し出す後半の「ポケモ~ン♪」とトボトボと歌いながらのシーンが分かりにくい点です。
その点、吹替版では西島秀俊の起用が功を奏していて日本人だとキチンと反応しやすくなっているのです。
一方、竹内涼真の声を聞くと顔が連想できて、(そこまで魅力を感じなかった)主役の俳優とギャップを感じてしまい、慣れるのに少し時間がかかります。
もし竹内涼真が英語が堪能で主役を演じていたら、もっと興行収入は上がっていたと思います。
渡辺謙は、もはやハリウッド映画に馴染み過ぎていますね。
正直、本作で渡辺謙と竹内涼真のリアル共演を見てみたかったです。

かつては日本関連のコンテンツは海外で改変だらけで大変なことになっていましたが、本作のように日本の会社が資金面でも共同で出して、クオリティーコントロールをしてくれていると安心して見ることができます。
たぶん、ここまで可愛らしくて繊細なデザインは日本人の感性が必要だったのでは、と思います。
また、ピカチュウの声も日本のアニメ通りで可愛らしさを損なわず良かったですね。
今後もこのような流れがどんどん広がっていくことを期待したいです。

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細野真宏

3.5リアルに描かれたポケモンと人の世界

2024年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

怖い

"大人気ゲームポケットモンスターの世界を実写映画化した作品。
実際のポケモンの世界ってこんな感じなのかなと思うのと、集団でポケモンが襲ってきたらこんな感じの恐怖なんだろう、というのがすごく感じられる作品でした。
そしてアニメポケットモンスターの映画でも圧倒的な存在感のミューツーが実写版でもキーキャラだったなと感じました!"

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矢内綾乃

3.5駄作ではないが名作でもない。

2023年12月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ネットでの評価が高かったので見に行きましたが、正直こんなもんかと思いました。
良い点としてはポケモンを見事に実写化している点です。
そしてハリウッドテンプレにポケモンをうまく流し込んでおります。
また原作に対するリスペクトも感じましたので、ハリウッドのドラゴンボールや初代ゴジラのような駄作ではありません。
しかし、ハリウッドテンプレの運用の仕方が雑であるため、ハリウッド二代目ゴジラのような名作でもありません。

まずキャラクターの感情の移り変わりやフラグの回収の描写が非常に雑です。
主人公が父をなぜか恨んでおり、気が付いたら死んだ父を生きてると思うようになっており、なぜか謎を追いかけることになっています。
そして、雑に簡単に研究所に忍び込みあっさり真相を解明したと思ったら雑にどんでん返しがあります。
またラスボスの倒し方も雑でおいおいと思いました。
このように一つ一つの演出・繋ぎが雑なので感情移入できません。
これならば、敵はロケット団のようなもっとわかりやすい悪の秘密結社にすべきであったと思います。
あとバトルがちょっとした小競り合いのようなもので終わってしまったので、もっと正面から戦ってほしかったと思います。

また作品を変に捻ってるせいでB級映画感が出ているのも残念です。もっと分かりやすい王道でやって欲しかったです。
本作は特にとりえのない捻くれた新社会人が失踪した父親の跡を継ぎ体制と戦う作品でありました。
しかし、優秀だけど捻くれた大学生が失踪した父の謎を追い、悪の秘密結社と戦う作品にすべきだと思いました。

というわけで、本作はポケモンを役者として見事に成立させている点は良かったですが、ストーリー展開が雑なことと半端に捻っているのが残念でした。

というわけでポケモン好きには80点くらいだと思いますが、ポケモンに興味ない人は70点くらいの作品です。

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たこつぼ