舘ひろし、イーストウッドの魅力は“不変性”と分析「石原裕次郎のような感じ」
2019年2月28日 20:50

[映画.com ニュース]俳優の舘ひろしが2月28日、東京・よみうりホールで行われた「運び屋」の特別試写会に出席。自身の出演作以外での映画イベントへの登壇は初、さらにサプライズでの登場となったため、会場からは大きな拍手と歓声が上がっていた。
クリント・イーストウッドが監督・主演を兼ねる最新作。実話を基にした本作でイーストウッドが演じるのは、一度に最大13億円相当のドラッグを運んだとされる“伝説の運び屋”。仕事一筋で家庭をないがしろにし、事業の失敗で家財の一切を失ってしまった孤独な老人アール・ストーン(イーストウッド)は、車の運転さえすればいいという仕事を引き受けるが、その実は巨大麻薬組織の運び屋だった。
イーストウッド作品の大ファンでもある舘は「(本作には)今までにない表情がいくつかあって、本当に素晴らしい映画」と絶賛。「ミリオンダラー・ベイビー」「ミスティック・リバー」といったお気に入り作品を挙げつつ「『西部警察』をやっている時なんかは『ダーティハリー』に影響を受けましたね」と告白した。「(イーストウッドは)今の俳優と違って、お芝居があまり変わらない。言いかえれば何をやっても同じで、石原裕次郎のような感じ(笑)。でも、それがいいのかなと思うんです。俳優は色々なキャラクターを演じることもありますが、何をやっても同じというのは、スターの条件でもある」と“不変”の魅力を認めた。
「西部警察」の撮影時における「ダーティハリー」の影響について「寺尾(聰)さんが持っている銃は、あの作品で使用したものを完全にコピーしている」「橋からバスの上に飛び降りるシーンがあるんですが、『西部警察』でやらされましたね。ギャラは相当違うんですが、やっていることは同じ」とエピソードを披露。さらにイーストウッド、“伝説の運び屋”を追う敏腕捜査官コリン・ベイツに扮したブラッドリー・クーパーの“師弟関係”の話題から、舘の人生に多大な影響を及ぼした渡哲也の秘話が飛び出した。
「デビューしてから2、3年、芝居に全然自信がなかったんですけど、そんな時、初めて『西部警察』で渡と出会ったんです」と振り返る舘。「その際に『ひろし、お前には華がある。芝居なんか上手くならなくていいんだよ』と言われたんです。その言葉を頼りに俳優として今までやってこれた」と語りつつ「ずっと芝居は下手なまま。そのままきてしまった責任はどうとってくれるんだと(笑)」とはにかんでいた。
「運び屋」は、3月8日から全国公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

劇場版モノノ怪 第二章 火鼠
【大好きなやつでした】不覚にも“秒”で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

すごすぎて言葉にならない映画
【社会現象「パラサイト 半地下の家族」の次はこれ】“超痛快逆襲エンタメ”でアドレナリン全開
提供:ワーナー・ブラザース映画

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

聞かせてくれ、「ガンニバル」の感想を――
【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)