是枝裕和監督＆広瀬すず5度目タッグ！　新テレビCMで“等身大の20歳”映す

earth music＆ecologyの新メッセージが“エシカル（日本語で倫理的の意）”に決定。「人、社会、地球環境に配慮されたもの」を購入し消費する“エシカル消費”の訴求を目的に、新たなCMが制作された。YouTube（https://youtu.be/8aY1E3rgnYc）でも公開されており、白いワンピースを通じ、広瀬とバングラディシュの女性の人生が交錯する様子を映し出している。

是枝監督は「いつもCMの仕事はスケジュールの問題などでなかなかお受けできないのですが、広瀬さんが出演ということで引き受けました」と決め手を語り、「CMで等身大の彼女の20歳の姿が素直に出ればいいなと思いながら撮影していました」とコメントを寄せる。続けて「CMの趣旨が凄く明快でメッセージがあってすごくいいなと思ったのですが、エシカルというメッセージを映像で表現するのにどうしたら良いかと考えました」と振り返り、「そこで『この服は一体誰の手で作られているのか？』ということを具体的な画で見せようと思いました」と、工場で働く人々をカメラに収めることを決断したという。

一方の広瀬は、CMにこめた思いを「服を選ぶ時、今まではただ好きかどうか、感覚だけで考えていました。好きかどうかだけではなく意識して別の観点から服選びをすると、気づけなかったことを知る機会になるのではないかな、と思いました」と語る。撮影については「是枝監督の撮影の時はいつも、その場で感情を作るような感覚なので、力を入れすぎることもなく、リラックスできました。ありのままという感じですね」と話し、「屋上のシーンの時に、監督から『音を聞いてみたりして下さい』と言われたんです。その時に『音を聞くかあ……。是枝監督っぽいなあ』と思いました」と感慨深そうに述べている。

また、世界最高峰の評価を集める是枝監督。そんな活躍ぶりに、広瀬は「いやー、本当にすごすぎて、またこうしてCMでご一緒できるなんて、なんて贅沢なんだ！　と改めて思いました」と笑い、「異次元の世界にいらっしゃる監督をみると刺激的ですし、カッコいいです！　でも、いつお会いしても初めて会った時から印象が全く変わらないのです。会うだけで何か安心感を得られ、演じるということをリセットして頂ける気分になるんです。本当に心強いお父さんのような存在です」と、しみじみ明かしていた。