ビル・エバンスの“時間をかけた自殺”をとらえたドキュメンタリー、4月27日公開
2019年2月13日 12:00

[映画.com ニュース] “ジャズピアノの詩人”ビル・エバンスの生誕90周年を記念したドキュメンタリー映画「Time Remembered:Life & Music of Bill Evans(英題)」が、「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」の邦題で4月27日から日本公開されることが決定。あわせて「美と真実だけを追求し、他は忘れろ」という言葉とともに、エバンスの演奏風景をとらえたメインビジュアルもお披露目された。
「五大陸国際映画祭」「モンテビデオ国際映画祭」をはじめとした世界各国の映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞に輝いた本作は、エバンスの「時間をかけた自殺」とも言われた51年の人生と音楽をとらえたもの。出自からキャリアのスタート、エバンスを巡る人間模様、そして死の間際までを、貴重な証言、映像、写真の記録によって構成している。
1958年にマイルス・デイビスのバンドに加入し「カインド・オブ・ブルー」を制作した当時の様子、ドラマーのポール・モチアンとベーシストのスコット・ラファロをメンバーに迎え、歴史に残るピアノトリオが残した名盤「ワルツ・フォー・デビイ」の制作経緯とラファロの死。また、現在まで公にされていなかったエバンス自身の音楽への思い、そして肉親たちから見た素顔、生涯を通じて苦しめられてきた薬物依存――エバンスの人生を垣間見るような証言の数々と、貴重な演奏シーンが1時間25分に収められている。
8年の歳月をかけて製作され、15年に発表された本作には、ジャック・ディジョネット、ジョン・ヘンドリックス、トニー・ベネットら同時代に活躍した多くの古老ジャズマンたちが出演。本編の製作中に亡くなったミュージシャンも多く、ポール・モチアン(11年逝去)、ジム・ホール(13年逝去)、ボブ・ブルックマイヤー(11年逝去)、ビリー・テイラー(10年逝去)など、彼らの晩年を映した記録映像としても貴重な内容となっている。
「ビル・エヴァンス タイム・リメンバード」は、4月27日から東京・アップリンク吉祥寺パルコ、アップリンク渋谷ほか全国順次公開。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI