すれ違う老夫婦に、猫がもたらす優しい奇跡 倍賞千恵子×藤竜也「初恋」5月10日公開
2019年2月5日 08:00

[映画.com ニュース]漫画家・西炯子氏による人気漫画を、倍賞千恵子と藤竜也が夫婦役を務め映画化した「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」が、5月10日から公開されることがわかった。あわせてお披露目された予告編には、「猫がくれた優しい奇跡」という言葉とともに、飼い猫の失踪をきっかけに、すれ違ってきた老夫婦が互いに向き合おうとする姿があたたかく映し出されている。
長年連れ添った夫婦の秘めた思いと愛を描いた、西氏の「お父さん、チビがいなくなりました」が原作。倍賞が、夫に尽くしながらも「自分は本当に愛されているのだろうか」という不安を抱える妻・有喜子を演じる。藤は、無口でぶっきらぼうな亭主関白の夫・勝を体現。市川実日子が娘・菜穂子に、故星由里子さんが夫婦関係に波風を立てる志津子に扮した。そのほか、佐藤流司、小林且弥、小市慢太郎、西田尚美、優希美青、濱田和馬、吉川友が共演している。
3人の子どもが巣立ち、1匹の猫とともに人生の晩年を過ごす勝と有喜子。ある日、有喜子は菜穂子に「お父さんと別れようと思っている」と打ち明ける。その告白に衝撃を受けた子どもたちは、てんやわんやの大騒ぎ。時を同じくして、有喜子の唯一の話し相手だった猫・チビが姿を消してしまう。
予告編の冒頭では、50年前に有喜子と勝が出会い、“運命の恋”だと直感するロマンティックなシーンをモノクロで活写。直後に現在へと場面が切り替わり、有喜子が何を言ってもつれない態度をとる勝が映し出され、すれ違う夫婦の様子がうかがえる。心が通じない夫に寂しさを感じ、遂に「離婚してください」と告げる有喜子。そんな妻と向き合い、大切なことを伝えようとする勝の切実な表情が切り取られている。
「初恋 お父さん、チビがいなくなりました」は、5月10日から東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
(C)2019 西炯子・小学館/「お父さん、チビがいなくなりました」製作委員会
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