「女王陛下のお気に入り」“時代錯誤”な斬新衣装に込めた狙いとは?特別映像が公開
2019年2月2日 12:00

[映画.com ニュース] 第91回アカデミー賞で作品賞をはじめ9部門10ノミネートを果たした「女王陛下のお気に入り」の特別映像が公開された。本作の衣裳を担当し、ヨルゴス・ランティモス監督や女優陣からも信頼の厚いサンディ・パウエルが、衣装のこだわりを語っている。
本作は、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描く人間ドラマ。第91回アカデミー賞では、女王アンを演じたオリビア・コールマンが主演女優賞、女王に仕えるアビゲイルを演じたエマ・ストーンとレディ・サラを演じたレイチェル・ワイズがそれぞれ助演女優賞にノミネート。ランティモス監督も監督賞候補となっている。
パウエルは、これまで「キャロル」「シンデレラ」などの衣装を担当。本作と「メリー・ポピンズ リターンズ」で第91回アカデミー賞衣装デザイン賞にダブルノミネートされた。

パウエルは「監督の要望は、シルエットは史実のまま、素材や色で遊びたいと、つまりビジュアルを一から考案し直したの」と振り返り、「宮廷内の衣装はすべてモノクロに統一した。政治家たちは色で区別した」と話す。
ランティモス監督は「サンディと話し合って、色を限定したら面白くなると思いついた。シルエットが機能するなら、現代の素材でも何でも試した」と明かし、ストーンは「サンディの衣裳が着られて光栄だった」、コールマンも「サンディ・パウエルの衣裳は特別よ。何もかもが美しい」とうっとりした様子。ワイズは「使われてる素材が斬新よ。白黒の革やデニムなどとても時代錯誤なの」と魅力を語った。
なお、2月6日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、本作でパウエルが製作した衣装が展示される。「女王陛下のお気に入り」は2月15日から全国公開。
(C)2018 Twentieth Century Fox

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ミッキー17
【史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

日本の映画館は高すぎる!?
【そんな人に朗報】衝撃の価格破壊!! 2000円→750円になる“神・裏ワザ”教えます
提供:KDDI

「イノセンス」4Kリマスター版
【いま観ずに、いつ観る?】公開20周年記念、劇場“初”公開!“究極”の「イノセンス」が解放される
提供:TOHO NEXT

石門
就活中に妊娠、卵子提供のバイト、生活に困窮…壮絶、しかし共感する驚愕体験【100%超高評価作】
提供:ラビットハウス

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

異常な映画みつけました
【クレイジー】壮大VFXを監督がほぼ1人で製作、完成に12年、正確に言うと未完成…面白すぎる
提供:Henge