人気ドラマ「Empire」ジャマル役俳優が暴行被害 ヘイトクライムか
2019年2月2日 11:00

[映画.com ニュース] 米人気ドラマ「Empire エンパイア 成功の代償」のジャマル役で知られる歌手・俳優のジャシー・スモレットが1月29日(現地時間)、同ドラマの撮影地である米シカゴで2人組の暴漢に襲われる事件が発生した。
シカゴ市警によれば、食事を終えレストランから出たスモレットを待ち伏せていた2人組は、人種や同性愛に対する差別的な罵詈雑言でスモレットの気を引き、顔に殴りかかって漂白剤と思われる液体を浴びせると、さらにロープで首を絞めて逃走。スモレットは、2人組は暴行の最中「ここはMAGA(ドナルド・トランプ米大統領が掲げるスローガン“Make America Great Again”の略)の国だ」と叫んでいたと証言しているといい、同市警は「憎悪犯罪(ヘイトクライム)の可能性が高い」として、FBIの協力のもと容疑者の行方を追っている。
米Deadlineが警察当局から入手した話によると、スモレットは事件後、自ら車を運転してノースウェスタン病院に向かい、心身ともに状態は安定しているとのこと。30日、スモレットの代理人が「(スモレットは)順調に回復している」とコメントしている。
このショッキングな事件を受け、番組の制作・放送を手がける米20世紀フォックス・テレビジョンとフォックス・エンタテインメントが、「『エンパイア』ファミリーの一員が悪意に満ちた攻撃を受けたことに、我々一同深い悲しみと激しい憤りを感じています。ジャシーに愛を贈ると同時に、警察当局とともに犯人の制裁に向け全力を尽くす所存です」と共同で声明を発表。制作総指揮を務めるブライアン・グレイザーは、「私の知るなかでももっとも誠実なナイスガイのひとりであるジャシーが襲われたと聞いて、本当に悲しいし、心底腹が立つ。憎悪と偏見は、私たちの社会に存在する意味がないもの。彼の1日も早い回復を祈っている」と怒りをあらわにした。
同ドラマで、主人公ルシアス(テレンス・ハワード)とクッキー(タラジ・P・ハンソンス)の次男ジャマルを演じるスモレットは2015年、エレン・デジェネレスのトーク番組に出演した際、役柄と同様に自らもゲイであることを告白していた。
「Empire エンパイア 成功の代償」は現在シーズン5の撮影中だが、スモレットの回復状況を見たうえで来週なかばには予定されていた撮影を再開する見込み。また、2月2日(現地時間)に米ロサンゼルスのトロバドールで行われるソロライブに関しても、今のところキャンセルする予定はないという。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー