三上博史、“ラブホ映画”でクソ野郎役「いきいきとやらせていただいた」 宅間監督はR指定への持論語る
2019年1月15日 18:20

[映画.com ニュース]ラブホテルを舞台にしたワンシチュエーションの密室群像劇「LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て」(R15+指定)の公開直前トークイベントが1月15日、東京・スペースFS汐留で行われ、主演の三上博史、共演の酒井若菜、三浦萌、メガホンをとった宅間孝行監督が出席した。
“グランドホテル形式”ならぬ“ラブホテル形式”で描かれる本作は、新宿・歌舞伎町のラブホテルを舞台にした物語。警察官の間宮(三上)、デリヘル嬢・麗華(三浦)、間宮の妻で婦警の詩織(酒井)、ヤクの売人ウォン(波岡一喜)たちが、弱みを握られ、かつ弱みを握っている状況下でそれぞれの思惑と立場が交錯していくさまを描く。
「今、日本映画は非常に堅苦しいなと思っています。バジェットが大きい映画になると、様々な制約がある」と語った宅間監督は「一方、ローバジェットは良い点もあって、クリエイティブ面でチャレンジ精神をかきたてられます」と常識外れの長回しを決断したようだ。約14年ぶりに映画主演を果たした三上は「今は僕ら演者にとっては世知辛い世の中。そのなかで出来るだけ“はみ出そう”としてやってきたんですけど、どうしても取り込まれてしまうこともありました。『はみ出してやろう』というものには、積極的に参加するのが僕の性分。今回はいきいきとクソ野郎をやらせていただきました(笑)」と宅間監督の熱意に応えていたようだ。
だが「反省しているところもあって……クソ野郎になりきれていたかなと、いまだに自信がない。やっぱり品が捨てきれてないのかもしれない」と笑いながら胸中を吐露した三上。しかし、間近で熱演を目の当たりにしていた酒井は「いや、相当かっ飛ばしてましたよ(笑)」と太鼓判。三浦に視線を遣ると「私たちなんて、三上さんの凄さを見ちゃって『ヤバい、ヤバい』と。もっとやらなくちゃと皆で鼓舞しながらやってました」と白熱の現場を振り返っていた。
イベント終了後に行われた囲み取材では、宅間監督が本作のR15+指定について言及。今回のR指定については、ポジティブな捉え方をしているようだ。「Netflixなどの配信系では、脱ぎの描写、残酷なシーンもOK。映画館ではR指定が厳しくなっている反面、ネットでは刺激的なものが好まれていて、クリエイティブに関してフリーですよね。見る人に対して、R指定がついていた方が『とんがっているでしょ?』と訴えかけられるかなという意図がありました」と思いの丈を述べていた。
「LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て」は、1月18日から東京・テアトル新宿ほか全国順次公開。
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