GG賞受賞のオリビア・コールマン、「女王陛下のお気に入り」は無礼で滑稽で下品!
2019年1月8日 16:00

[映画.com ニュース] 1月7日(日本時間)に発表された第76回ゴールデングローブ賞の主演女優賞(コメディ/ミュージカル)を受賞したオリビア・コールマンが、「女王陛下のお気に入り」について語るインタビュー映像を映画.comが入手した。
本作は、「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」などのヨルゴス・ランティモス監督が、18世紀イングランドの王室を舞台に、女王と彼女に仕える2人の女性の入り乱れる愛憎を描く。コールマンのほか、「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ナイロビの蜂」のレイチェル・ワイズ、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のニコラス・ホルトらが出演。第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員グランプリを受賞、イギリスのインディペンデント映画を対象にした英国インディペンデント映画祭では作品賞をはじめ、歴代最高となる10冠を達成している。
実在の歴史人物であるアン女王を演じたコールマンは「彼女は多面的な人物として描かれていた。欠陥のある極端な人という意味でね。だからこそルールがなかった」と振り返り、「それに、どう演じても本人に文句は言われない。だから、いわばやりたい放題にできた」と、自由に演じられたことを明かす。
「ロブスター」以来となるランティモス監督の演出については「リハーサルがほかの監督とは違う。演劇ゲームみたいなの。自由にオープンな気持ちで恥じらいを捨てて臨む必要があるのよ」と語り、続けて「演技に重点を置いたリハーサルなのがよかった。そして彼の映像は独特よ。ライトを使わず、ロウソクや自然光なの。監督はきれいなメイクも好まない。リアルで醜い姿を見せたがる、そこが新鮮だった」と笑顔を浮かべる。
最後には、公開を待つ日本のファンへ向けて「見てもらえば分かるけど無礼な映画よ。とても滑稽で不穏でもある。魅惑的で下品なの。お気に召すといいわ」とメッセージを送った。
「女王陛下のお気に入り」は2月15日から全国公開。
(C)2018 Twentieth Century Fox
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