尾野真千子が保険金殺人に手を染める悪女に…社会派サスペンス「絶叫」19年3月放送
2019年1月7日 08:00

[映画.com ニュース] 女優の尾野真千子が、WOWOWの連続ドラマ「絶叫」で主演を務めることがわかった。ある平凡な女性が、父親の失踪をきっかけに転落し、保険金殺人に手を染める悪女へと変ぼうしていくさまを描く。
葉真中顕(はまなか・あき)氏が手掛けた同名小説を原作に、貧困、無縁社会、ブラック企業など現代社会の暗部をえぐり出す本作。息もつけないストーリー展開とともに、孤独死の謎や保険金殺人のからくりなど、社会システムの隙間につけ込んだ圧巻のトリックが繰り出される。罪の上に罪を重ねる主人公・鈴木陽子が闇の中を突き進み、見る者を欺く衝撃のクライマックスへと向かう社会派サスペンスだ。
国分寺のアパートで死後半年とみられる女性の遺体が発見されるところから、物語は始まる。飼い猫に食われ、原型をとどめていない悲惨な状態で見つかった陽子の死は「よくある孤独死」として処理されそうになるが、刑事の綾乃はある違和感を抱く。
尾野が演じるのは、優秀な弟と比較され、母親に愛されなかったという寂しさを胸に秘めたOL・陽子。ある日借金を抱えた父親が失踪し、やがて社会的にも経済的にも追いつめられていく。いつしか社会から見捨てられた人間“棄民”となった陽子は、生きるために保険金殺人へと駆り立てられる。尾野は「孤独を演じるのだと、ひとりぼっちを演じるのだと、心が痛くなりました」と、思いを明かしている。
葉真中氏は、「送られてきた脚本は鳥肌が立つほど完成度が高く、主演は尾野真千子さんだという。もう期待しかない」と喜びを語る。「救命病棟24時」「医龍 Team Medical Dragon」で知られ、メガホンをとった水田成英監督は「原作を読んだ瞬間『ああ、“陽子”は尾野真千子だ』と思った。読んでいるときは、尾野さんが演じる陽子で脳内再生されていた。だがきっと、現場では私の想像など飛び越えてくるのだろう」と期待を寄せる。そして「人はどんな状況にあっても、最期の瞬間にやっぱり『生きたい』と心の底から叫ぶものかもしれない。動物的に。その『絶叫』の瞬間をしっかりと捉えていきたいと思う」と意気込んだ。
「連続ドラマW 絶叫」は、3月24日からWOWOWプライムで毎週日曜午後10時に放送される。全4話のうち、第1話は無料放送。
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