戸田恵梨香&大原櫻子、W主演作で生まれた強い絆 仲良し2ショット写真公開
2019年1月4日 20:00
[映画.com ニュース] 平松恵美子監督作「あの日のオルガン」でダブル主演を務めた戸田恵梨香と大原櫻子が、クランクアップ時に見せた姿をとらえた2ショット写真が初披露された。過酷な撮影を乗り越え、晴れやかな笑顔を浮かべている戸田と大原。苦楽を共にしたふたりの間には、強い絆が生まれていたようだ。
第2次世界大戦末期、保母たちが幼い園児たちと集団で疎開した「疎開保育園」の実話を映画化。戦時下の1944年、東京都品川区にある戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた場所への疎開を計画していた。ようやく見つけた疎開先は、古びた荒れ寺。戦争が終わる日を夢見て、保母と53人の園児の新しい生活が始まった。
戸田は、しっかり者で戦争中の理不尽な状況に吠える姿から“怒りの乙女”とも呼ばれる楓役、大原は天真爛漫で音楽が好きな野々宮光枝役を務め、本作で初共演を果たした。戸田は大原について「なんて真っすぐな人なんだろうって。本読みのときからさくちゃんは本当に物語に感情移入していて、演技に対する真摯な姿を見て驚きましたし、その姿が私にとって心の支えでした。いつも見ていたい人です」と感銘を受けたことを明かした。
一方の大原は「お芝居にすごく熱い。監督ともすごくディスカッションされていて、とても勇ましいというか。先輩として、女優としての姿勢や、本当に色々なことを学ばせて頂きました」と熱弁し、「クールなイメージだったんですけど、気さくで可愛くて、会ったらもっと好きになりました!」と告白。その思いは戸田のクランクアップの現場に駆けつけ、「(戸田を)帰したくない!」と引き止めるほどだった。
約1カ月に及んだ撮影期間中、カメラが回っていない時も、保母役の女優陣や園児役の子どもたちと多くの時間を過ごし、濃密な日々を送っていたという戸田&大原。戸田は共演陣やスタッフについて「家族と言っては言い過ぎかもしれませんが、それくらい強い繋がりを持てたんだなと実感しています。本当に大切な人たちです」と振り返り、クランクアップ時には「すごい作品ができるのではないかという手ごたえを感じています」と自信をのぞかせた。大原は「自分に近いような、遠いような役を頂いて、いろいろ迷うこともありました。でも恵まれたキャストやスタッフの方々、子どもたちに囲まれて、本当に良い作品に携われたと本当に実感しています」と感謝を述べた。
「あの日のオルガン」は、2月22日から全国で公開。