香港の美少女アンジェラ・ユン、C・ドイル監督作での映画デビューに喜び
2018年12月14日 14:00

[映画.com ニュース] 「ブエノスアイレス」「恋する惑星」などで知られる撮影監督クリストファー・ドイルがジェーン・シュンと共同でメガホンをとった「宵闇真珠」が、12月15日から公開される。オダギリジョーと共演する主演のアンジェラ・ユンが来日し、作品を語った。
外資系化粧品ブランドやファッション誌のモデルとして注目を集めるアンジェラ、映画の主演を務めるのは今回が初。「モデルとしてキャリアをスタートさせましたが、演技をやってみたいという憧れがずっとありました。小中学生時代はドラマなどを見て、好きな女優の真似をしたり、大学時代には演技の授業も受けていました。映画史も含めて勉強しましたが、なかなかチャンスがなかったのです。モデルとしてデビューし、演技指導の先生とめぐり合い、オーディションを受けてみようと思ったことがきっかけです」と映画デビューにつながった経緯をうれしそうに明かす。
映画は、日光を浴びることができない少女と、どこからともなくやってきた異邦人の男の出会いから始まる物語をつづる。ロケ地の大澳(タイオー)は、古きよき漁村で、水上家屋や水路が入り組んだ港町だ。アンジェラが演じる主人公も父と共に水上家屋に住み、廃墟のような屋敷や洞窟など、日本では見ることのできない幻想的な場所が舞台となっている。
(C)Pica Pica Media「映画で映される場所はセットではなく、すべて実在するものです。水上の家も映画に映るのはほんのわずかな範囲ですが、実はとても広い場所。日本で言うと長屋のような場所で、一軒の入り口入ると奥に何十件も繋がっていくのです。ひとつの横丁のような感じなので、例えば郵便配達では、一軒一軒回るのに相当時間が掛かるのです。非常に面白い暮らしぶりを見ることができます」
そして大澳は香港人にとってどのような場所なのだろうか。「この映画には環境保護もメッセージとして含まれています。開発が進む香港では、環境問題に直面しています。しかし、人々の心の中の郷愁というものは消えません。そういった現実と理想の矛盾が、今の香港にありますし、その中で、いかに知恵を出して生き残るか、ということも求められていると思います。歴史をさかのぼって考えてみると、100年以上前、香港という場所がイギリスの植民地になったときも、ひとつの漁村だったのです。ですから漁村そのものが香港の縮図とも言えると思います」
オダギリとの共演については「アーティストとして、絶えず努力をして芸術を追求していく姿勢が素晴らしいと思いました。彼はよくおっしゃっていたのは、芸術が世界を買えることができると。そういった信念、姿が魅力的でした」と振り返る。仕事も含め、日本には頻繁に来ているという。「下北沢と原宿によく行きます。おそば、ラーメンが大好きなんです、ラーメンは日本独特のスープが気に入っています」と等身大の笑顔で話してくれた。
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