野村周平が極貧&コミュ障のラッパーに!カリスマ・ANARCHYの初監督映画、2019年公開
2018年11月16日 08:00

[映画.com ニュース]人気俳優の野村周平が主演し、カリスマラッパー・ANARCHY(アナーキー)が映画監督に初挑戦する「WALKING MAN」が、2019年に公開されることがわかった。野村は極貧かつコミュニケーション障害だが、ラップと出合い成り上がっていく青年・アトムに扮する。
ANARCHYが監督、人気漫画家の高橋ツトム氏が企画・プロデュース、映画「ヘルタースケルター」などの宇田充氏がプロデューサー、ドラマ「民衆の敵」などの梶原阿貴が脚本を担当し、ボーダーレスなチームで完全オリジナル作品を紡ぐ。ANARCHY監督の実体験が盛り込まれており、「主人公のアトムは若くして父親を亡くし、母と妹の3人で暮らし、けして裕福ではない普通の家族の普通の男の子です。上手に話すこともできない内気な1人の少年が劇中で1台のウォークマンと出合い、何かが変わっていく、人生の葛藤を描いた青春ストーリーです」と物語を説明し、「この映画を通して若者たちが一歩踏み出す勇気が持てる映画にしたいです。多くの人たちが心にしまっている言葉『ありがとう』『愛してる』、口から出して伝えたくなるような作品になる」とアピールに努めた。
そして「ビブリア古書堂の事件手帖」「ちはやふる 結び」「帝一の國」などの野村が、極貧の母子家庭で育ち、幼いころから吃音症とコミュ障に悩む主人公・アトムを演じる。不用品回収業で生計を立てるなか、ラップに突き動かされ、バカにされながらも最底辺から抜け出すべく奮闘していく。「普段から親しくさせていただいているANARCHYさんの初監督作品に出演させていただけることはとても光栄です」と喜び、「ラップをやったことはありませんが、ヒップホップが好きなのでいつかやってみたいなと思っていました。しっかりやらないとANARCHYさんに怒られるので、精一杯努力します」とコメントを寄せた。
さらにANARCHY監督は、今作にかける熱い思いを吐露。「25歳のころから描いていた夢のひとつが、35歳になったら映画を撮ることでした。僕はミュージシャンですが、映画は目で見て耳で聞く、究極のアートだと思っています」と述べ、「いきなり素人が映画監督? そう思う人はたくさんいると思います。ただ自分の感覚だけを信じて今までやってきました」と信念を明かす。作品成立の経緯を「慣習にとらわれず、今までになかった『リアルな現実、ヒップホップ、ラップ』を題材にした、現代の若者たちの心を突き動かす物が作りたいと思い、まず漫画家の高橋ツトム先生に相談したのが始まりです。僕が表現したいことをギッシリつめるのに2年間かかりました。そして最高の本ができ、最高のキャスト・スタッフが集まってくれた」と振り返り、キャスティングについて「主演は野村周平君にオファーしました。この映画ではリアルなストリート感を表現したく、演じるだけではできない、元々彼の中にあるものを引き出せば良いものが撮れると確信しています」と自信をみなぎらせている。
「WALKING MAN」は、11月20日にクランクインし、19年に公開予定。
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