高杉真宙は“ケータイ”、加藤諒は“ベッド” 絶対に手に入れたい理由は「バッキバキ」
2018年11月13日 22:30

[映画.com ニュース] 裏社会の実態を描く人気コミックを実写映画化した「ギャングース」の公開記念舞台挨拶が11月13日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われ、トリプル主演の高杉真宙、加藤諒、渡辺大知、メガホンをとった入江悠監督が出席した。
少年院でともに過ごした“職なし、学なし、犯罪歴あり”の3人組サイケ(高杉)、カズキ(加藤)、タケオ(渡辺)が、犯罪集団が稼いだ収益金のみを狙って窃盗を繰り返す“タタキ稼業”を開始し、裏社会を生き抜くさまを描く。主演3人がそろうのは久しぶりだそうで、高杉は「やっと3人で集まれた。みんなと会えて嬉しい」と笑顔。作品への思いを「原作を手にとって読んだ時に、見たことがない世界で、不思議な感じがした。それをしっかり伝えられるように演じられたらと思っていました」といい、「この作品に出合えなかったら、知らない世界のまま終わっていたと思うことが多い。知らない世界を知れたことは、今の自分の血となり肉となっています。この作品に関わることができてよかった」と、成長の手応えをにじませながら語った。
さらに入江監督は、撮影時の思い出を問われ「中盤の3人が落ち込む大事なシーン。加藤くんが噛みまくったんです。でも高杉くんと渡辺くんは『頑張ろうぜ』とか励ましの声を一切かけなくて、それが逆にチームができていると感動した」と振り返る。これに渡辺は「変な優しさは必要なかった。あの場は1人1人の戦いだった。すごいいいシーンになりましたね」と頼もしそうに目配せし、加藤も「(日没が迫っていたため)時間との戦い。結構テンパったね」と充実の面持ちだった。
また物語になぞらえ、「絶対に手に入れたいものは?」との質問が。高杉は「ケータイ(携帯電話)」を挙げ、その理由を「バッキバキなんですよ。朝、充電できなくて焦っちゃって。いよいよ寿命かな」と明かした。加藤は「ベッド」が欲しいそうで、「今作で体重が65キロから69キロに増えたので、ある日、ベッドが真っ二つに折れちゃって。それからベッドが半分の生活で、最近捨てたんですよ。あわせて布団も捨てちゃって。だから、今は床にバスタオルを敷いて寝ています」と、作品さながらのハードな生活を送っていることを告白。場内をざわめかせていた。
一方で入江監督は、手に入れたいものに「続編」を掲げ、「せっかく仲良くなったんで。寅さんみたいに40何作も。原作にはまだたくさんエピソードがありますから」とリクエスト。これにキャスト陣は「かっこいい!」「素晴らしい!」と歓声をあげ、渡辺は「来栖っていう、原作で好きなキャラがいるんですよ。出てきてほしい!」と色めき立っていた。
「ギャングース」は11月23日から全国で公開。R15+指定。
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