【国内映画ランキング】「ボヘミアン・ラプソディ」興収4.8億超えの大ヒットスタート
2018年11月12日 19:00

[映画.com ニュース] 11月10~11日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)が発表された。新作6本がランクインし、「ボヘミアン・ラプソディ」が初登場で首位を獲得した。同作は、1991年に45歳で亡くなった人気ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。9日から全国438スクリーンで公開され、土日2日間で観客動員24万5000人、興行収入3億5400万円を稼ぎ出した。公開3日間の成績は動員33万8299人、興収4億8698万円。これは今年2月に公開され、興収53億円を記録した「グレイテスト・ショーマン」の興収比95.9%の成績。都心の劇場では満席回が続出し、客層はクイーンファンだけでなく、20代から40代のカップルや夫婦、クイーン世代の親子など、男女比半々で幅広い年齢層が劇場に詰めかけている。鑑賞後の満足度も高いことから、最終興収20億円以上、正月も頑張れば30億円以上が見込める好スタートを切った。
2位は前週首位スタートを切った「ヴェノム」。週末2日間で動員19万6000人、興収2億8900万円をあげ、累計動員は83万9890人、興収は12億3834万7700円を記録。公開9日目で興収10億円、10日目で12億円を突破した。興収は前週末比65.7%で、引き続き幅広い年齢層が詰めかけている。
3位には新作「ういらぶ。」がランクイン。累計発行部数180万部を突破した星森ゆきもの人気コミックを平野紫耀と桜井日奈子の共演で実写映画化した青春ラブストーリー。9日より全国218スクリーンで公開され、土日2日間で動員14万3000人、興収1億7000万円を記録した。これは今年3月31日に公開された平野主演「honey」の興収比265.3%、今年4月28日に公開された桜井主演「ママレード・ボーイ」の興収比239.2%の成績。小学生の女の子とその保護者、中学生からOLまで幅広い世代の女性を中心に集客しており、まずは興収10億円が当面の目標となりそうな出足となった。
新作では他に、「GODZILLA 星を喰う者」が6位、全国30スクリーンでの公開ながら高稼働の「続・終物語」が7位、「ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」が9位とアニメ作品がランクインし、ローワン・アトキンソン主演のスパイアクションコメディ「ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲」は10位スタートとなった。
なお圏外ではあるが、公開21週目に入った「カメラを止めるな!」の累計興収が30億円を突破した。依然として全国200館近くの劇場で上映されている。
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