NYインディーズ映画の旗手ハル・ハートリー 初期3部作のデジタルレストア版、公開決定
2018年11月7日 09:00

[映画.com ニュース] 米ニューヨークのインディーズ映画界を代表する名匠ハル・ハートリーの初期3部作「ロング・アイランド・トリロジー」のデジタルレストア版が、東京・アップリンク吉祥寺の劇場オープニング作品として12月14日に上映され、その後全国で順次公開されることがわかった。
1990年代のミニシアター文化を牽引したハートリー監督。深刻だがどこかとぼけていて、クールだがみずみずしくあたたかいという独特の世界観で、日本でも多くのファンを魅了。なかでも91年のサンダンス映画祭で脚本賞を受賞した「トラスト・ミー」は、今年の春に行われた「TRUST HARTLEY! NYインディーズの権化 ハル・ハートリー復活祭」で全上映回のチケットが完売し、衰えない人気ぶりを見せつけた。
今回の上映では「トラスト・ミー」をはじめ、長編デビュー作「アンビリーバブル・トゥルース」、ソニック・ユースの楽曲にのせたダンスシーンが話題となった「シンプルメン」をラインナップ。ハートリー監督の監修でレストレーションが行われた決定版と呼ぶべき高画質の映像で、日本語字幕は全て新訳となっている。
また、同3部作のブルーレイ&DVDのBOXセットが11月23日に発売が決定。ハートリー監督はクラウドファンディングで資金を集め、自身の作品をブルーレイ化するプロジェクトを進めており、「ヘンリー・フール・トリロジー」に続く第2弾となる。
「ロング・アイランド・トリロジー」デジタルレストア版は、アップリンク吉祥寺での12月14日の上映を皮切りに、大阪、神奈川、愛知、京都での公開も決定。詳細は公式サイト(https://longislandtrilogyjp.jimdofree.com/)で確認できる。
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