骨になった母が家族をひとつに…奥田瑛二主演「洗骨」予告編公開
2018年10月31日 08:00

[映画.com ニュース] 「ガレッジセール」のゴリが本名・照屋年之名義で監督し奥田瑛二を主演に迎えて製作した「洗骨」が、2019年2月9日から全国で公開されることがわかった。このほどお披露目された予告編には、洗骨という儀式を通して、家族が絆を取り戻そうとする様子が映し出されている。
照屋監督の短編映画「born、bone、墓音。」を原案に長編として生まれ変わった本作は、米ニューヨークで開催された第12回JAPAN CUTSで観客賞を受賞するなど、海外の映画祭でも話題を呼んだ。土葬や風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒で洗い、再度埋葬する風習・洗骨を通してバラバラだった家族が再生していく姿、親から子へと「生命」がバトンタッチされる様をユーモラスに描く。
「散り椿」「止められるか、俺たちを」など出演作が絶えない名優・奥田は、妻の死を受け入れられない父親役を体現。「64 ロクヨン」2部作、「聖の青春」などで知られる実力派・筒井道隆が息子を演じ、河瀬直美監督作「光」で注目を集めた水崎綾女が娘に扮する。さらに、筒井真理子、大島蓉子、坂本あきら、お笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の鈴木Q太郎という個性豊かな面々が脇を固める。
物語の舞台は、沖縄県の離島・粟国島。新城家の長男・剛(筒井道隆)は、他界した母・恵美子(筒井真理子)の洗骨のため、4年ぶりに父・信綱(奥田)が住む実家に戻る。妻の死後、信綱は酒に溺れ、荒れた生活を送っていた。そんな剛と信綱の前に、名古屋で美容師として働く長女・優子(水崎)が妊娠した姿で帰郷。洗骨の儀式を前に、新城家の面々はそれぞれの思いと事情を抱えていた。
予告編は、剛が「じゃあおっかあ、4年後」と声をかけながら棺を閉める、洗骨を予感させる場面からスタート。現実を直視できず酒に逃げる信綱、家族との衝突を繰り返す剛、未婚の母になろうとしている優子など問題を抱える家族が、少しずつつながりを取り戻そうとする様子が切り取られている。「家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした」というナレーションがしっとりと響く、あたたかい映像に仕上がった。
映画「洗骨」は、2019年1月18日から沖縄で先行公開され、2月9日より全国で公開される。
(C)「洗骨」製作委員会
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