篠原涼子ら「人魚の眠る家」チームのファンサービスにTIFF会場が熱狂!
2018年10月29日 20:30

[映画.com ニュース] 第31回東京国際映画祭のGALAスクリーニング作品「人魚の眠る家」のレッドカーペットセレモニーが10月29日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、メガホンをとった堤幸彦監督が出席した。
東野圭吾氏の作家デビュー30周年を記念して執筆された同名小説を、日本映画界の鬼才・堤幸彦監督が映画化。娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた夫婦が下す決断と苦悩を描く。篠原は、次第に狂気をはらんでいく妻・薫子役のオファーを受けるにあたり「主人が背中を押してくれたから」と夫・市村正親の後押しがあったことを明かした。「『こんなに良い作品をやらないのは損だよ』と言われて、その一言で心を揺り動かされたんです。たった2時間の世界のなかで、登場人物が色んな感情になれる。チャンス、良い出合いだなと感じました」と振り返っていた。
会社を経営する夫・和昌を演じた西島は、クライマックスシーンについて「最初の段取りの時点で、篠原さんは号泣されていたんです。相当長い時間撮影することになっていたので『(芝居が)続くのかな…』と思っていました」と告白。しかし、篠原を含めたキャスト陣の集中力は相当なもので、「子役の子たちはカットがかかっても泣きっぱなし。皆、のめり込んでいた。異様にのめり込んだ現場になっていました」と話すと、その意見に同調した坂口は「カットがかかるとリラックスする瞬間はあるんです。でも、本番が始まると、篠原さんはすぐに薫子さんになっていらっしゃいました」と補足していた。
「薫子さんの溜めこんだ感情の爆発を見て、息ができなくなる瞬間があった」と篠原の迫真の演技に圧倒されていた山口は、「クラクラしてめまいが起きちゃうような……、今思い出しても目頭が熱くなります」と忘れられない撮影になった様子。一方、川栄は「クライマックスシーンでは、皆さんの熱量がスクリーンからも伝わってきて。“涙腺が崩壊する”というのは、こういうことだったんだと思いました」と鑑賞時に号泣していたことを明かしていた。
トークが終わり、篠原らがレッドカーペットを練り歩き始めると、ファン800人が駆けつけた会場は熱狂の渦に。写真撮影も可能だったことから、そこかしこから歓声とともにシャッター音が鳴り響いた。篠原はサイン攻め&握手にも快く応じ、西島と坂口はファンからの呼びかけに満面の笑顔を振りまいていた。
第31回東京国際映画祭は、11月3日まで開催。「人魚の眠る家」は、11月16日から全国公開。
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