Dream Ami「オズランド」主題歌裏話明かす「今回は自分でどうしても書きたかった」
2018年10月29日 14:00
[映画.com ニュース] 映画「オズランド 笑顔の魔法おしえます。」(公開中)のティーチインイベントが10月28日、千葉県千葉市の京成ローザ10で行われ、主題歌「Wonderland」を歌うDream Amiと波多野貴文監督が登壇した。
本作は、「海猿」シリーズの原案などで知られる小森陽一氏の小説を映画化。一流ホテルチェーンに就職したが、系列の地方遊園地に配属された主人公・波平久瑠美(波瑠)が、これまで数々の企画を成功させ“魔法使い”の異名をとる社員・小塚慶彦(西島)や個性的な従業員と出会い、成長していく姿を描く。熊本県にある遊園地・グリーンランドリゾートの全面協力を受けて、撮影を行った。
これまで「ズートピア」の日本版主題歌、「ひるなかの流星」の主題歌などを担当してきたAmiは、ポップで前向きなメッセージが詰まった「Wonderland」について「エンドロールが流れた時に映画が回想されればいいなと思って、波平の気持ちをふくらませながら書きました」と明かす。
続けて、「シングル曲を毎回書いているわけではないんですが、今回は自分でどうしても書きたくて。でも期限までそんなになかったので2、3日休みを取って書いていました」と振り返り、歌詞については「はまったなと思ったのが『もし願いが叶(かな)うなら明るく清く朗らかなヒロインになりたいな』というところで、反対にサビは短く簡潔にと思ったら悩んでしまって。その時にスタッフから『Wonderland』はいいんじゃないかと言われて、そこから曲が決まりました」と苦労をにじませた。
完成した作品を見たAmiは「めちゃくちゃうれしかった! 何度も悩んで書き直したことが報われました。タイミングも合っていて、ここというところで曲をインしてもらって、鳥肌が立ちました」と感動した様子。波多野監督も「本当にぴったりの曲を書いてもらいました。『夢、希望、愛、叶う場所』という歌詞があるんですけど、叶う場所は波平がなかなか自分の居場所を見つけられなくて悩んで、最後には見つけた。頑張れば叶う場所ですよね」と絶賛していた。