■すずめ(ちゅんちゅん:永野芽衣)は両親が海外に転勤になったため、叔父(佐藤隆太)の家に住むことになる。
彼女はナント、転校先の高校で、上京初日に助けてくれた叔父の知り合いでもある担任教師・シシオ(三浦翔平)と再会するのである。
イケメンで優しい彼に、すずめは初めての恋をする。だが、シシオも彼女の事が気になりながら、教師と生徒という関係故に、素直になれない。
そんな時、彼女はクラスメイトのイケメンだが、女子に触れると真っ赤になるマムラ(白濱亜嵐)とも、自然に近しくなっていく・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・粗筋を書いているだけで、”ウヒー、恥ずかしいっす!”と身悶えるNOBUであったが、観ている時は、主人公を演じた永野芽衣さんが余りに天然で、自分の気持ちに素直で、永野さんの演技の特徴だと思っている、ちょっとキョトンとした顔がナントも言えずに良いのだなあ、と思いながら鑑賞する。
・そんな、永野さん演じるすずめに対しては、恋のライバルである”ねこたゆゆか”(山本舞香:最近、映画に出演してくれないなあ。因みに息子が好きな女優さんである。父親だから分かる。若き家人に雰囲気が似ているからだろう。)も、最初は意地悪をするのだが、直ぐに仲良くなるのである。
■永野さんが主演、もしくは準主演の映画は今作で漸く全部観たよ。
「俺物語」は、30キロ増量した鈴木亮平さんのインタビューを読んだので劇場で鑑賞したが、その後の今作と「君は月夜に光り輝く」は、チョイ恥ずかしくって鑑賞しなかったが、その後の作品は全て劇場で鑑賞している。
最初は、正直あんまり印象に残らなかった女優さんだったのだけれども、「そして、バトンは渡された」の演技でぶっ飛んで、次の「マイ・ブロークン・マリコ」で、止めを刺されたな。可愛いだけの女優さんじゃないって事が良く分かったからね。
その後の活躍はご存じの通りで、大ヒットした「はたらく細胞」、ロングランを続ける「かくかくしかじか」での、彼女の存在感は凄いよね。
・今作でも、すずめは、さりげなく素敵な台詞を屡々口にする。素直だから、その台詞が気障に聞こえないんだな。”私、多分、恋した・・。”
シシオ先生から告白されて、でもマムラに気持ちが移っていた彼女は正直に”先生の事が好き・・でした。”と言うシーンetc.
<私がスマホで検索するのは、社会情勢と、仕事の中で分からない言葉などだが、映画の席はスマホで予約するので、AIが勝手に気を利かせて色んなゴシップネタも出してくる。
だから、永野さんの現在の状況は表面的な情報だけれどもある程度は知っている。
そして、永野さんが今まで猛スピードで女優業に邁進してきた事は、誰もが知っている事である。
”禍福は糾える縄の如し”という諺があるが、暫く休んで、いつかまたスクリーンに戻ってきて欲しいな、と私は思っている。
今作の様な、透明感溢れる、永野さんしか演じられない役を、又、大スクリーンで観たいモノだな、と今作を観て思ったのである。未だ若いのだし、素敵な女優さんだと思うから、敢えて記す次第である。>