前田敦子、初のママ役!樋口尚文監督「葬式の名人」で高良健吾と共演
2018年10月22日 05:00

[映画.com ニュース] 女優の前田敦子が、映画評論家として知られる樋口尚文氏の監督第2作「葬式の名人」に主演し、初の母親役に挑んでいたことが明らかになった。演じるのは、貧しいながらも女手ひとつで小学生の息子を育てるシングルマザーという役どころ。「モヒカン故郷に帰る」(沖田修一監督)で妊婦役は経験しているが、今作では初のママ役、そして関西弁での演技に初挑戦している。
今作は、大阪・茨木市が市制70周年記念事業として全面協力する。同市出身のノーベル文学賞作家・川端康成が、茨木で過ごした少年時代をもとにした「十六歳の日記」をはじめ、「師の棺を肩に」「少年」「バッタと鈴虫」「葬式の名人」「片腕」をモチーフにちりばめた、オリジナルストーリーだ。
撮影は今夏、酷暑のなか同市でのオールロケが敢行された。物語は、簡素な木造アパートで息子とふたりで暮らす28歳の渡辺雪子(前田)のもとに、高校時代の同級生の訃報が届く。卒業から10年の時を経て、通夜に集まった同級生たちが体験したのは、これまでに見たことも聞いたこともない奇想天外な通夜だった。このなかで、高良は雪子とともに通夜に翻弄される同級生で、茨木高校野球部顧問を務める豊川大輔に扮している。
メガホンをとった樋口監督は、「私はかねて女優としての前田敦子さんに心酔していましたが、いつか前田さんでマーティン・スコセッシ『アリスの恋』のようなカッコいいシングルマザーが描けたら、というかなわぬ夢を持っていました。その“まさか”が今回の『葬式の名人』で実現、前田さんは初の関西弁も味方につけて、初のママ役をもの凄い集中力で演じきってくれました」と前田を大絶賛。そして、「これ以上はない相手役の高良健吾さんの繊細で緻密な演技も必見です。しかもなんと世界的文豪の川端康成の小説を原案とした、コメディありラブストーリーありファンタジーありの“世にもフシギなお通夜”に、観客の皆さんにも笑って泣いて“参列”していただきたいです」とコメントを寄せている。
ティ・ジョイが配給する「葬式の名人」は、2019年に公開。
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