吉岡里帆「音タコ」主題歌を生披露! 阿部サダヲの歌唱力に「マジ、尊敬っす」

2018年10月18日 22:32


圧巻のパフォーマンスを繰り広げたふたり
圧巻のパフォーマンスを繰り広げたふたり

[映画.com ニュース]阿部サダヲ吉岡里帆が10月18日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」(公開中)のライブイベント“ハイテンション・音タコ・ナイト”に登壇した。

独創的な作風で人気を集める三木聡監督が、原案&脚本も兼ねたオリジナル作品。この日は“声帯ドーピング”によって歌声を作っていたロックスター・シンを演じた阿部、歌声が小さすぎるストリートミュージシャン・ふうか役の吉岡が、主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」のデュエットバージョンを生披露することになった。阿部と吉岡を待ち受けていたのは、MCのあおりによって、総立ち状態で大歓声を送る観客たち――極度の緊張状態だった吉岡は出だしでミスをしてしまい「ごめんなさい! もう1回やらせてください! 緊張しすぎていて……」と平謝りだったが、阿部が「俺もね、今音外してたから大丈夫」と即座にフォローを入れ、演奏を再開させた。

ギター演奏と歌唱の特訓を半年間重ねた吉岡は髪を振り乱しながらシャウト、ハイトーンボイスで熱唱する阿部はステージを飛び降りて場内を駆け巡るという圧巻のパフォーマンス。大きな拍手を受けて歌唱を終えた2人は、すっかり疲労困ぱいの様子だった。「やっぱりリハーサルの方がよかった。お客さんがいるとね、わかんなくなっちゃう。(場内を駆け巡った時は)リードを外された犬みたいな気持ちだった」と阿部が笑いを誘うと、吉岡は「人前で作品を通して歌うというのは生まれて初めてなんです。皆さんがあたたかく出迎えてくださったので、なんとか歌えました。ありがとうございました!」と謝意を示していた。

「出る前から涙がうわーっと上がったり、うわーっと下がるのを繰り返していた」「あんなに練習したのに、こんなに声って震えるんだ(笑)」と振り返る吉岡を、阿部は「ギターを弾きながら歌うのはすごいことですよ。元々やってないところから始めて、撮影から時間が経って、(今日のために)また練習している。朝も練習して……大変だったと思います」と絶賛。そして「阿部さんはすごい高音域の声を出す練習をされていたんです。すごいっす。マジ、尊敬っす」(吉岡)と言葉を投げかけられると「あざっす」とまんざらでもない様子だった。

作品のテーマを「やらない理由を見つけるな」と説明した吉岡。「私はこのテーマがすごい好きなんです。皆さんの前で歌とギターを披露するのは初めてでしたし『こんなに緊張することがあるんだ』と思うほど、今びっくりしています。でも、やってよかったなと思うんですよね。やっぱりやらないよりやった方がいいんです」と思いの丈を述べると、“挑戦”に二の足を踏んでいる人へ「このまま終わりじゃもったいない!」とメッセージを送っていた。

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