山田孝之×佐藤健「ハード・コア」 山下敦弘監督監修の予告編&昭和レトロポスター完成
2018年10月3日 17:00
作・狩撫麻礼氏、画・いましろたかし氏による漫画「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を、山田のプロデュース&主演、山下敦弘監督のメガホンで映画化。純粋で不器用なため世間になじめず生きてきた権藤右近は、仕事仲間の牛山とともに謎めいた古びた1体のロボットを発掘する。一方、右近の弟で、一流商社に勤務しているが、腐った世の中に希望を見失っているサラリーマンの権藤左近は、無為で自由な日々を過ごす兄を歯がゆい気持ちで見守っていた。そんな彼らの人生が、右近の発掘した謎めいたロボットの存在によって大きく変わっていく。都会の片隅でうだつのあがらない生活を送る右近を山田、弟の左近を佐藤、右近のただひとりの友人である牛山を荒川良々が演じている。
このほど公開された予告編は、原作漫画を愛読していたという山下監督が自ら監修し、制作したディレクターズカット版。左近が右近に殴りかかり「間違ってるのが世の中だろうが」と吐き捨てると、右近が「間違ってることを間違ってるって言って何が悪い! 俺はちゃんと生きたいんだよ!」と返す、兄弟の熱いシーンも含まれており、山下監督のキャラクターたちへの思い入れが伝わるほか、Ovall feat. Gotchによるエンディングテーマ「なだらかな夜」が男たちに寄り添い、包み込むかのように流れている点も印象的だ。
山下監督は「映画『ハード・コア』の魅力をひとつの予告編に絞ることなんて出来ない!と思ってしまい、自ら予告編を作ってしまいました。自分自身で予告編を作るのはこれが最初で最後だと思います」と本作へ思いを吐露。同じく昭和レトロ風のポスターも山下監督が手がけたもので、20年前に原作と出合い、「山田孝之の東京都北区赤羽」「映画 山田孝之3D」など数々の作品をともにしてきた盟友ともいえる山田と、いつか一緒に映画化をと夢見ていたという山下監督の思いがにじみ出たものとなっている。
「ハード・コア」は11月23日から全国公開。
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