キャスリーン・ケネディ、ルーカスフィルム社長2021年まで継続
2018年10月1日 12:00

[映画.com ニュース] ルーカスフィルムの社長を務めるベテランプロデューサー、キャスリーン・ケネディがこのほど、3年間の契約更新に同意し、2021年まで社長を続けることが明らかになった。ハリウッド・レポーターほか複数の米メディアが報じている。
ケネディは12年、米ウォルト・ディズニー社による買収に伴いルーカスフィルム社長に就任して以降、「スター・ウォーズ フォースの覚醒」に始まる新たな3部作と「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」のスピンオフ映画2本で製作を務めるかたわら、「スター・ウォーズ」関連のテレビ向け新シリーズの開発に着手するなど、世界的人気シリーズの“再起動”に貢献してきた。
しかしその一方で、「ハン・ソロ」で当初メガホンをとっていたフィル・ロード&クリストファー・ミラーの監督コンビが、「クリエイティブ面での相違」を理由にクランクアップ直前で降板したのに続き、「スター・ウォーズ エピソード9(仮題)」でも同様にコリン・トレボロウ監督が途中降板。加えて、タイトル未定のボバ・フェットを題材としたスピンオフ映画からジョシュ・トランク監督が降板となり企画が白紙になったほか、「ローグ・ワン」でも追加撮影がギャレス・エドワーズ監督からトニー・ギルロイ監督に引き継がれるなど、相次ぐ監督の降板劇が作品にネガティブな影響を与えたとして、その責任をケネディに問う声も少なくなかった。
ハリウッド・レポーターが関係者から入手した話によれば、ケネディは今回の契約更新を機に、ジョン・ファブロー監督が脚本・製作を手がけるタイトル未定の実写テレビシリーズや、08年公開の同名CGアニメ映画をテレビシリーズとしてリブートする「スター・ウォーズ クローン・ウォーズ(原題)」など、親会社ディズニーが来年末にローンチを予定している自社動画ストリーミングサービス向けコンテンツの開発に重点を移す構えだという。
ケネディ指揮下のルーカスフィルムが今後、次世代のファンに向け「スター・ウォーズ」ユニバースをどのように拡大展開していくのか、業界屈指の敏腕プロデューサーとして輝かしい実績を誇るケネディの手腕に期待したい。
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