川島海荷主演、一本の箒を通して心を通わせる家族を描いたショートフィルムが全編配信
2018年9月26日 19:10

[映画.com ニュース] 川島海荷の主演するショートフィルム「箒」が、9月25日からWEBで全編配信を開始した(https://youtu.be/qmc5ztxlSrw)。米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)」が、ワックスメーカーのリンレイの協賛により立ち上げた「リンレイアワード」の大賞受賞作の映像化で、一本の箒(ほうき)を通して心を通わせていく家族の姿を描いた。
業務用・家庭用ワックスを中心に、快適で清潔な暮らしの実現を目指すリンレイが協賛の下、2017年に短編小説公募プロジェクト「リンレイアワード」が立ち上げられ、「日本のキレイ」をテーマに創作された短編小説を公募。18年2月、525作品の応募作品から、九(いちじく)氏による「箒」が大賞を受賞。同小説を、「築城せよ!」や「JUDGE ジャッジ」、ドキュメンタリー「ハイヒール革命!」など、幅広いジャンルの作品を手がけている古波津陽監督がメガホンをとり、川島や阿南健治、金沢雅美らの出演で映像化した。

物語は、妊娠の報告をするため実家に帰省した女性サトミを主人公に、いつも仏頂面で子どものころからうまくいっていない父へ、不安を抱きながら報告をしたサトミが、父の素っ気ない態度に傷つくも、翌朝、枕元に逆さまに立てかけられていた一本の箒から、父の思いや箒に込められた意味を知っていく姿を描く。
サトミを演じた川島は「最初に脚本を読んだ時、本当に素敵な話だと思いました。この物語は抑揚があまり多くないのですが、静かな物語の中で描かれる家族の関係、父と娘の絆、その思いを視聴者の皆様に感じていただけたらと思います」とコメントを寄せている。
原作となった小説も、「リンレイアワード」の公式サイト(https://www.rinrei.co.jp/info/rinrei_award.html)で全文が公開されている。
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