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アンナ・カリーナが18年ぶりに来日 クレモンティーヌ、野宮真貴とライブ

2018年9月22日 08:00

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18年ぶりに来日したアンナ・カリーナ(中央)、クレモンティーヌ(左)、野宮真貴
18年ぶりに来日したアンナ・カリーナ(中央)、クレモンティーヌ(左)、野宮真貴

[映画.com ニュース]仏女優のアンナ・カリーナが、9月23、24日に開催される日本とフランス語圏の国々のミュージシャンが交流するコンサート「FESTIVAL TANDEM」出演のため18年ぶりに来日。共にステージに立つ歌手のクレモンティーヌ、野宮真貴とともに、9月21日、アンスティチュフランセ東京で会見した。

ジャン=リュック・ゴダール監督の「小さな兵隊」「女は女である」「女と男のいる舗道」「気狂いピエロ」など数多くの作品で主演し、ヌーベルバーグを代表する女優として知られるカリーナ。「夕張の映画祭で審査員を務めたことをよく覚えていますが、あれからもう18年になるのですね。3、4回来ていますが、日本はとても大好きです」と挨拶した。

今年5月に開催された第71回カンヌ映画祭では、「気狂いピエロ」のキスシーンがメインビジュアルとして採用された。「人間生きているとこんなに幸せなことがあるのだなと思っています。ゴダールと共に映画祭に招待され、メインビジュアルにしていただいたことに感激しています」と述懐、「今回、久しぶりにCDを出しました。セルジュ・ゲンスブールフィリップ・カトリーヌの楽曲、そして主人が手がけた4曲が入っています。新しい私の一面を見てほしいと思います」とアルバム「Je Suis Une Aventuriere」をアピールした。

野宮は「憧れのアンナ・カリーナさん、何度も共演しているクレモンティーヌとセッションできるのが夢のようで楽しみ。“渋谷系”はフランスのアーティストから大きく影響を受けています」と話し、「ヌーベルバーグの映画での音楽、映像、その中でも60年代のファッションの影響を受けています。私のファッションのお手本で、90年代に『ピチカート・ファイヴ』というグループにいましたが、60年代のファッションをしていました」と振り返る。

この日のカリーナは、ボーダーのカットソーに黒いベストと赤いストールを重ね、長い脚が映える細身のパンツに白い帽子というコーディネートで登場。野宮は「フランスの女性のかっこよさって、決めすぎないちょっとラフな感じだと思います。そのとおりの素敵なコーディネート」と褒め称えた。カリーナは「まだ日本に着いたばかりだから。普段はもっと素敵なの」と謙遜し、チャーミングな笑顔で投げキッスを送りながら会場を後にした。

「FESTIVAL TANDEM」は、9月23、24日に東京・代官山UNITで開催。また、東京・恵比寿のALでは、カリーナの代表作のポスターや資料を展示した「アンナ・カリーナ 永遠の『気狂いピエロ』展」が30日まで開催される。

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