小泉今日子、次世代への継承を意識した“ツナグ女”としての決意を表明
2018年9月22日 15:56

[映画.com ニュース] 小泉今日子が主演する映画「食べる女」の公開記念舞台挨拶が9月22日、東京・丸の内TOEI1で行われ、小泉のほか、共演の沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、シャーロット・ケイト・フォックス、壇蜜、鈴木京香、脚本も手がけた原作者・筒井ともみ氏、生野慈朗監督が出席した。
9月21日に全国240スクリーンで封切られた本作は、年齢、職業、価値観もさまざまな8人の女性の日常を通して、“食”と“性”の本来のあり方、“自分を味わいつくす”ことの大切さを描く。10年以上前から企画はスタートし、筒井氏は初期から「ヒロインは小泉今日子さんに」と主張していた。その理由として「本作の主人公は、本当の意味での“新しい女”だと思っているんです。そうなると、小泉さんしかいない。あとは“美味しそう”だからかな」とほほえみながら語っていた。
小泉は本作の出演について「筒井さんのお書きになる文章や物語というのは、女の人を肯定していながらも、ぬるくないんですよね。とんがっている。何かが突き抜けている。そういうモデルはあまり作られにくいのかなって思います。なので、この映画に出るということは、ある種のチャレンジであると受け止められました」と告白。「本当はもっと上手に演じられたのかなと、映画を見るたびに思ってしまいます。でも、また女同士で企み、筒井さんと一緒に何かができるように存在していたい」と筒井氏との再タッグに期待を込めていた。

そして、タイトルにちなみ「自分はどんな女ですか?」と質問が投げかけられると、小泉は「ツナグ女」と回答した。「もうすぐ平成も終わってしまい、新しい元号になる。私たちは昭和の時代から日本を見てきて、この世界のなかでも30年以上にわたってお仕事をしてきました。たくさんの恩師、偉大なる先輩に会いました。そういう方々から教えていただいたことを、次の世代に“ツナグ世代”なんだろうという意味を込めました」と新世代を導く存在としての決意を表明。小泉のアンサーに感銘を受けた沢尻は「本当に姉さんに付いていきたい。人としても、役者としても大先輩。学べるところは学んでいきたい。本当に素晴らしいです」と感動しきりだった。
一方、前田は自身を「猫といる女」と言い表した。「最近一番何をしているかなと考えた時、猫といる時間が一番長いんですよね。目の前にいる猫を見ていると『私かな?』と思うことも(笑)。お母さんも猫を14匹飼っているんです。私とお母さんは“猫女”ですね」と話すと、壇蜜は「添加物な女」という客席の笑いを誘った独特な答え。「着色料や甘味料みたいに『いらない』と思う人もいれば、スモークの桜のチップや豆腐のにがりのように『いる!』と言ってくれる人もいる。私の存在はそれでいいかなといつも思っています。好かれたり、嫌われたりするのがタレントの本分だとしたら、そういう女なんじゃないかなって。でも付いてきてくれたら、とことん優しくするという気持ちはあります」と解説していた。
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