誰一人登場しない予告… SFホラーの傑作「遊星からの物体X」全米公開時の特報入手!
2018年9月19日 18:00

[映画.com ニュース]デジタルリマスター版で36年ぶりにスクリーンでの公開が決まった、ジョン・カーペンター監督のSFホラー「遊星からの物体X」の、1982年の全米公開時の特報映像を映画.comが入手した。俳優の誰一人も登場せず、雪に閉ざされた真っ白な雪原と、何かの大きな力により砕け散る氷塊のみが映し出される、謎めいた映像だ。
「ニューヨーク1997」「ゼイリブ」などSF、ホラーの名手として知られるカーペンター監督が映画製作を志すきっかけになったという、巨匠ハワード・ホークス監督「遊星よりの物体X」(51)のリメイク。極寒の南極観測基地という閉ざされた空間を舞台に、宇宙から飛来した生命体に襲われる12人の観測隊員たちの恐怖をカート・ラッセル主演で描く。
後に「ロボコップ」「ミッション:インポッシブル」などを手掛ける、当時22歳のロブ・ボッティンがデザインした、精巧でグロテスクな造形のクリーチャーも見どころのひとつ。世界の視覚効果のプロが選ぶ2017年の「VES 70:史上もっとも影響力のあるVFX映画」に選ばれるなど、後代のクリエイターに多大な影響を与えている。
本作の全米公開は1982年6月25日だったが、特殊効果に時間が掛かり、同年5月までポストプロダクション作業が続いていた。このような特報映像が作られた理由について、十分な映像素材が無い中での苦肉の策だったのではないかと、今回の日本での宣伝担当者は推測している。
「遊星からの物体X」デジタルリマスター版は、10月19日より東京・丸の内ピカデリーほか全国公開。
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