ニューヨーク1997
劇場公開日:2022年1月7日
解説
鬼才ジョン・カーペンターがカート・ラッセルを主演に迎えて描いたSFアクション。近未来、アメリカ政府はニューヨークのマンハッタン島を巨大な刑務所に改造し、そこは300万人もの囚人が暮らす無法地帯と化していた。ある日、大統領専用機がテロリストにハイジャックされ、ニューヨークに墜落。大統領は脱出ポッドに入り生き延びたものの、凶悪なギャングに人質として捕らえられてしまう。政府は、強盗罪で収監予定だった元特殊部隊員スネーク・プリスキンに大統領の救出を命じる。体内に時限爆弾を埋め込まれたスネークは、単身ニューヨークへと降り立ち大統領の行方を追う。共演に「パリ、テキサス」のハリー・ディーン・スタントン、「ハロウィン」のドナルド・プレザンス、ミュージシャンのアイザック・ヘイズ。1996年には続編「エスケープ・フロム・L.A.」が製作された。「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ 2022」にて、4Kレストア版をリバイバル上映。
1981年製作/99分/G/アメリカ
原題:Escape from New York
配給:ロングライド
日本初公開:1981年5月23日
スタッフ・キャスト
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2023年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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大昔月曜ロードショーで見た時が一番面白かった。その後何度か見ているけど、毎回けっこう退屈する。今回は夜中の上映だったのでウトウトした。キャラがすごく魅力的で雰囲気も素晴らしいのだけどスリルが全然ない。
ジョンカーペンターは好きなのですが今作には若干の古さを感じてしまった(実際古いが)
2022年3月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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近未来1997年!
…時代は25年も過ぎ、劇中のような“監獄ニューヨーク”にはならず。
某国の軍事侵攻は現実だが…。
ジョン・カーペンター監督1981年の作品。
アメリカの犯罪率が上がり、NYマンハッタン島が丸々凶悪犯専用の“巨大刑務所島”に。大統領専用機がテロリストにハイジャックされ、同島に墜落。大統領が囚われてしまう。政府は、収監予定だった元特殊部隊の男スネークに大統領救出を命じる…。
この時すでに代表作『ハロウィン』を大ヒットさせ、“その筋”では人気監督になっていたカーペンター。手腕を存分に発揮。
これぞ王道B級活劇!
無法地帯、ビジュアル立ってる悪党ども、そしてクールな主人公…。
近未来NYを舞台に、カーペンターが『マッドマックス2』路線を狙った…?(奇しくも両作共、1981年作)
いや寧ろ、その後の作品にも影響。見てたら、『新感染半島 ファイナル・ステージ』はゾンビだが、舞台設定なんか非常にクリソツと思った。
この手のジャンルの立派な名作!
カート・ラッセルの当たり役、片目眼帯の漢スネークがやはりカッコいい。クールでニヒル。THEアウトロー!
たった一人で乗り込む。…って言うか、たった一人!? 援護部隊とかナシなの!?
一応、現地に協力者。アーネスト・ボーグナイン演じるタクシー運転手はナイスキャラ。が、ハリー・ディーン・スタントン演じるブレインは100%信用出来ない。
アイザック・ヘイズ演じるNYを牛耳るボス、デュークは拉致した大統領を射撃の的にする鬼畜!
が、本当の鬼畜はリー・ヴァン・クリーフ演じる警察本部長かもしれない。
スネークに大統領救出を課した張本人で、スネークの身体に超小型爆弾チップを仕込む。タイムリミットは24時間…。
もし、過ぎれば…。
スネークの方がまともに見えるくらい。「戻ってきたらお前を殺す」…スネークがそう言うのも無理はない。
銃撃戦や肉弾戦。
囚人観衆が盛り上がる中、リングの上でザ○ギ○フみたいな奴とデスバトル。
何とか大統領を救出。が、それで任務終了ではない。ブリッジを超え脱出するまで仕込まれた爆弾のカウントダウンは続く。もう目前…!
命の危機と敵襲撃。
低予算故、時々所々チープではあるが、アクションの見せ場はふんだんに。
一種の“限定空間アクション”として、カーペンターの隠れた傑作の一つ『要塞警察』をも彷彿。
名曲と誉れ高いカーペンター自身が手掛けるシンセ音楽もクール!
脱出成功。任務を終えたスネークは大統領に問う。
あなたを救出する為に死んでいった者に対し、どう思うか…?
尊い犠牲だ、と大統領。
民主国のトップの言葉ではない。独裁者の言葉だ。
演じるはドナルド・プレザンスだもの、一癖はあるわな…。
警察本部長に大統領…こんな偽善者奴らの為に、犠牲になった者がいて、自分も血を流した。
死と隣り合わせで何の為に闘ったのか…? 殺す元気も無い。
が、殺しはしなくとも、重要な“ある物”をもみくちゃに。
吸っていた煙草を投げ捨てると等しく。
最後の最後にキメたぜ、スネーク!
はじめて観たのは、学生の時。ニューヨークが豚箱になってる。そこへ大統領機が墜落し、その指が送られてくる。全員を釈放しろと。そこへ、悪党の中の悪党、スネークプリスキンが収監される。所長は、彼に注射をして制約時間内に大統領を連れ戻したら解毒剤をうつという。スネークにカートラッセル、所長にリーバングリーフ、悪党にソウルの帝王アイザックヘイズ、アーネストボーグナインに監督は、ジョンカーペンター。スネークのテーマがカッコいい。悪党は何故かパンクロックスタイルもカーペンターだな。