「恐怖の報酬」オリジナル完全版のビジュアル公開!押井守、町山智浩が絶賛
2018年9月13日 13:00
[映画.com ニュース] 「フレンチ・コネクション」「エクソシスト」で知られる巨匠ウィリアム・フリードキンが手がけた名作を復活させた「恐怖の報酬 オリジナル完全版」のメインビジュアル、場面写真が公開された。
南米奥地の油井で発生した大火災を消火するため、その地に流れてきた4人の犯罪者が、1万ドルの“報酬”と引き換えに、消火用のニトログリセリンをトラックに積んで道なき道を300キロ、ジャングルの奥へと進んでいく。アンリ・ジョルジュ・クルーゾー監督の同名作をリメイクし、1978年に日本公開された。当時は約30分もカットされた短縮版での公開だったが、今回はフリードキン監督自ら監修した4Kデジタル・リマスター、上映時間約121分のオリジナル完全版として日本初公開される。
メインビジュアルには「密林の果てに、地獄を見た――。」というコピーが添えられ、ニトログリセリンを積んだトラックが、今にも崩れ落ちそうな吊り橋を渡ろうとする瞬間がとらえられている。
著名人からのコメントも到着し、映画監督の押井守は「フリードキンという監督が単なるヴィジュアリストに留まらない優れたドラマ演出家であることを証明している」と絶賛し、映画評論家の町山智浩も「完全版はさらに非情! 殺伐! 絶望! 悪党どもの『オズの魔法使い』! 黄色いレンガ道は地獄の吊り橋だ!」と、オリジナル完全版への賛辞を贈っている。
「恐怖の報酬 オリジナル完全版」は、11月24日から東京・シネマート新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。