土屋太鳳、世界的ダンサーの辻本知彦と3度目タッグ 「累」で見せる妖艶ダンスシーン映像公開
2018年9月5日 13:00
[映画.com ニュース] 土屋太鳳と芳根京子のダブル主演で松浦だるま氏の人気漫画を映画化した「累 かさね」で、土屋が劇中で披露するダンスシーンの特別映像がYouTubeで公開された(https://youtu.be/pfrQufCPRTA)。
天才的な演技力を持ちながらも顔に醜い大きな傷のある淵累(ふち・かさね)と、美貌には恵まれているが芽が出ない舞台女優の丹沢ニナが、キスをすると顔が入れ替わる不思議な口紅に導かれるようにして出会ったことから、美醜をめぐる女たちのドロドロの欲望や業が描き出される同作。公開された映像は、ニナ役を演じる土屋が劇中で披露する「サロメ」の中のダンス「七つのヴェールの踊り」を切り取っており、本編と練習中のメイキングシーンがミックスされ、土屋が見せる妖艶な舞と狂気と妖しさを帯びた表情が目を引く。
放送中の主演ドラマ「チア☆ダン」でもキレのあるチアダンスを見せている土屋は、かつて世界的歌手シーアのミュージックビデオで見せたプロ顔負けのダンスで注目を集めたほか、2016年の「NHK紅白歌合戦」では郷ひろみのステージで情熱的なダンスを披露して視聴者を魅了するなど、ダンスの実力にも定評がある。シーアのミュージックビデオ、そして紅白歌合戦でのダンスを振り付けたのは、いずれも世界的ダンサーとして知られる辻本知彦だが、今回の「累 かさね」で披露するダンスも辻本の振付による。
土屋と3度目のタッグとなった辻本は「『土屋太鳳はダンサーとしてもすごいんだ』っていう目で見られて、次の作品でもダンスのレベルが落ちないようにしなければいけない、必ず成長を遂げなくちゃいけないっていうプレッシャーのなかでやっていると思いますが、それが彼女を成長させていくんだと思います」と土屋の努力と才能をたたえながら、「身体的な能力としては、腰が柔らかくて、背中の反りが美しい。あと指先ですね。西洋と東洋の両方の美しさを感じさせる手を持っています。顔の表情の出し方もきれいで、せつなくて魅力的だなと思います。そこは今回の振付でも生かすようにしました」と土屋を絶賛。「今後も機会があれば、また何か一緒にやりたいですね。いつまでも応援してます」と語っている。
淵累を芳根が演じ、檀れい、浅野忠信らが共演。「ストロベリーナイト」の佐藤祐市監督がメガホンをとった「累 かさね」は、9月7日から全国公開。