吉岡里帆、金足農ばりの自己紹介に満足げ 阿部サダヲは「何っすか、これ?」
2018年8月22日 23:08
[映画.com ニュース]俳優の阿部サダヲが主演、女優の吉岡里帆がヒロインを務めた映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!」の完成披露試写会が8月22日、都内で行われた。
舞台挨拶前に明治大学応援団が登場し、最大限の“音量”で映画にエールを送った。それに合わせ登壇者も応援団風の挨拶をする演出で、吉岡は上体を目いっぱいに反らせる金足農の校歌斉唱ばりの自己紹介で、会場の喝さいを浴び満足げな笑みを浮かべた。
一方の阿部も声を張り上げたが、「何っすか、これ? でも、逆に声を出せと言われて迷いがなくなった」と苦笑い。三木聡監督と初顔合わせとなった撮影では、「監督の世界観に溶け込めるかすごく緊張したけれど、クランイン初日に溺れて死にかけて、自分の命は自分で守らなければいけないことに気づけたのが良かった」と振り返った。
そのシーンは、雨降らしで口を空けていなければならず「降って来る雨で溺れるとは思わなかった」とこぼした阿部。側にいた吉岡は、「支えなければいけないと思いました」と話し、会場の笑いを誘った。
その吉岡も、声が小さいことに悩むストリートミュージシャン役で「口の中にカメラが入って来るのを口を開けてまつような、特殊な撮影が多かった」と暴露。それでも、「皆と一緒に過ごせたからこそ、今の強さがあります」と共演者に感謝した。
阿部扮する声帯ドーピングで圧倒的な声量でカリスマと称されるロック歌手と、吉岡が織り成すロック・コメディ。阿部は「平成最後のロック・コメディです。なかなか見られないと思うので、ぜひ皆に広めてください」とアピールした。
ほかに千葉雄大、ふせえり、松尾スズキが登壇。「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」は、10月12日から全国で公開される。