「MEG」監督が“特撮愛”を表明!お気に入りは「サンダ対ガイラ」
2018年7月27日 10:00

[映画.com ニュース] 200万年前に絶滅したはずの超巨大ザメ“メガロドン”=通称MEG(メグ)が現代によみがえる海洋パニックエンタテインメント大作「MEG ザ・モンスター」を手掛けたジョン・タートルトーブ監督のインタビューを、映画.comが独占入手した。「ナショナル・トレジャー」シリーズ、「クール・ランニング」で知られる名監督が、意外にも日本の特撮愛に満ちていたことが明らかになった。
アクションからファンタジー、コメディ、心に響くヒューマンドラマまで、多彩なフィルモグラフィーが目を引くタートルトーブ監督。「監督が刺激を受けるには2通りあるんだ。ひとつは映画的に刺激を受ける場合、そしてもうひとつは自分の人生において刺激を受ける場合だ」とインスピレーションの源を明かし、具体的な作品名を挙げる。「『ブロードキャスト・ニュース』は、私の世界観や人間の営みに対する理解をものの見事にひっくり返した。『ジョーズ』は、映画が持つ潜在的な価値観、重要さ、素晴らしさという点における監督としての視点を変えてくれた作品だ」。
だが話はこの2作にとどまらず、「日本の特撮にも影響を受けたし、大好きだよ!」との発言が飛び出し、「『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』は僕のお気に入りのひとつだ」と日本の特撮映画への愛着も表明。「こうした映画の数々を見ると、『何か興味深いことを伝えたいと思ったとき、映画は、人々の耳に届く素晴らしいツールになる』と思うんだ」と映画の持つ力への信頼を語った。今回の「MEG ザ・モンスター」もまた、巨大なモンスターが登場するスペクタクル作だけに、特撮映画からの影響をうかがわせる発言だ。
本作では海での撮影に苦労したそうで、「常に船は動くし、天候は変わるし、コントロールさせてくれない」と苦笑いしつつも、「自分が作っている映画の中にいるリアルな気分にさせてくれる。監督として、これはワクワクするようなアドベンチャーだよ」と歓迎。主演のジェイソン・ステイサムについては、「ジェイソンは映画スターのあらゆる要素を備えつつも、必要とあればそれをひっくり返して面白くすることもできてしまう人物だね。そして、なんと言っても腹筋。あの見事な腹筋だ(笑)」と、ユーモアを交えて語っている。
映画ファンに向けては、「ビックリして、笑って欲しいね!」とメッセージ。「過去に作った作品では、観客に難しい疑問を提起したり、深い考察をしてもらったこともあるけれど、今回はとにかく映画館から出てきたときに『これはスゲー!!』と言ってもらえたら最高さ!」と、本作が何も考えずに楽しめる、驚きに満ちたエンタテインメント作品であることを強くアピールした。
「MEG ザ・モンスター」は、ステイサムのほか、リー・ビンビン、レイン・ウィルソン、ルビー・ローズ、マシ・オカらが出演。「バトルシップ」の脚本家、「アメリカン・スナイパー」の撮影監督、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの美術監督ら人気作のスタッフが参加している。9月7日から全国公開。
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