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橋本忍さん、加藤剛さんを偲んで… 「砂の器」シネマ・コンサート再々演決定

2018年7月26日 06:00

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特別追悼上演が9月16日に実施
特別追悼上演が9月16日に実施
(C)1974・2005 松竹株式会社 /橋本プロダクション

[映画.com ニュース] 松本清張原作のサスペンス映画「砂の器」(1974)のシネマ・コンサートが、9月16日に東京・有楽町の東京国際フォーラムで上演されることが決定した。2017年夏に東京で初演され、今春に東京・大阪で再演された同コンサート。今年6月18日に死去した俳優・加藤剛さん(音楽家・和賀英良役)、7月19日に他界した脚本の橋本忍さんを追悼するため、急きょ再々演が決まった。

シネマ・コンサートは、映画上映とオーケストラの生演奏を融合させた複合型イベント。特大スクリーンで映画を楽しみながら、フルオーケストラが彩る劇中音楽を体感できるという“贅沢な時間”が人気を博している。

そして「砂の器」は、加藤さんをはじめ丹波哲郎さんらが共演したほか、野村芳太郎監督がメガホンをとり、橋本さんが脚本を手がけた傑作だ。本作の脚本に携わっていた山田洋次監督は、橋本さんの訃報に際し「構成の鬼といわれたこの人から、シナリオの根幹はフレーム(骨組み)にあるということを、ぼくは叩きこまれるように教わった。まさに“師”の名に値する人だった。黒澤明と共に『羅生門』や『七人の侍』を世に出した、日本が世界に誇るに足る偉大な映画人を、ぼくたちは失った」とコメントを寄せていた。

コンサートの演奏は国内屈指の名門「東京フィルハーモニー交響楽団」が務め、指揮は作曲家・和田薫、ピアノは近藤嘉宏が担当。クライマックスシーンを高揚させる組曲「宿命」ほか、カタルシスに満ちた数々の劇中音楽を奏でていく。

砂の器」追悼シネマ・コンサートのチケットは、8月11日から一般販売。7月26日の正午からは、先行予約販売がスタートする。詳細は公式サイト(http://promax.co.jp/sunanoutsuwa/)に掲載中。

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