名匠・野村芳太郎監督没後10年 選りすぐりの8本初ブルーレイ化
2015年4月11日 20:30

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[映画.com ニュース] 没後10年を迎えた名匠・野村芳太郎監督作品86作品から、選りすぐりの8本が初めてブルーレイ化される。
野村監督は、松竹蒲田撮影所の所長を務めた日本映画監督の草分け的存在である野村芳亭監督を父に持ち、幼少期から撮影所を遊び場にして育った日本映画の申し子。大学卒業後、松竹蒲田撮影所に入社し、黒澤明監督や川島雄三監督の助監督を務め、黒澤監督からは「日本一の助監督」と高く評価された。52年に2本立て上映のための中編作品「鳩」で監督デビュー。その後は、松本清張や横溝正史といったサスペンス小説家とタッグを組み、「張込み(1958)」「ゼロの焦点(1961)」「砂の器」「八つ墓村(1977)」など数多くの傑作を世に送り出した。
今回の企画は、「あの頃映画 the BEST 松竹ブルーレイ・コレクション」によるもので、5月8日に「事件」「疑惑」、6月3日に「配達されない三通の手紙」「昭和枯れすすき」「真夜中の招待状」、7月3日に「張込み(1958)」「ゼロの焦点(1961)」「しなの川」の計8作品がリリースされ、野村監督の世界を最新のHDリマスター映像で堪能できる。各3300円(税抜き)。
(映画.com速報)